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ネットの事件

Amazonのメールテンプレートが誤ってそのまま送信されるも、内容の文章指南が面白いと話題に

Amazon AWS からこんなメールが来たよ、というredditの書き込み。

このメール文、内容にAWSから来るようなものは一切ありませんが、

「この文章は5単語です。さらに5単語の文章です。1文は5文字で十分です。ただそれが続きすぎると単調になります。(中略) 今、長さを変えてみよう。音楽を作るんだ。そう音楽を書く。リズム、調子の変化、そしてハーモニー。…」

から始まり、少しずつ内容が熱を帯びていき、後半では

「…次第に大きくなる刺激と燃えさかる熱量を持つセンテンスの長文で読者を引き込み、ドラムロールとシンバルの響きでもってここが重要だ、これを聞いてくれ」

そしてメールの末尾のボタンには

「『ここをクリック』ではないちゃんとしたCTA(行動喚起)のテキストを書いてください」

で終わっています。

Redditユーザーの情報によれば、この文章はゲイリー・プロヴォストさん(Gary Provost)の100 Ways to Improve Your Writing(文章をよくする100の方法)という書籍がオリジナルだそうで、Amazon AWS の中でニュースレターのテンプレートにこれを採用していたということのようですね。

穴埋め、仮の文章としてはLorem Ipsumが有名ですが、文章の書き方のちょっとしたコツを含むこのプロヴォストさんの文章も、実用的でいいですね。

そのまま読める自然な文章であるために、完成原稿だと勘違いして社内のチェックをすり抜け、送られてしまった可能性もありますが。

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技術

履歴書の機械学習が女性差別になってしまい、Amazonが止めたというニュース

ロイターの記事 “Amazon scraps secret AI recruiting tool that showed bias against women

アマゾン社の中の人による匿名の情報ということだけれど、2014年に組まれたチームが、求職者からの履歴書を機械学習して(アマゾンレビューのように)星5つでランク付けをしたら、ソフトウェア開発者や他の技術者の高評価が男性に偏ってしまうことに気づいた、ということです。

学習に使った過去10年の求職者に占める男性の割合が多かったために、男性的な言葉を多く使った履歴書が優秀とされてしまったそうです。入力にバイアスが掛かってれば、結果にも掛かるのはある意味当たり前ですね。アマゾンに限らず、アメリカのIT企業で社員の男女比や有色人種比率が公表されたり比較されたりしている中で、これまでのやり方をベストとして強化すれば、属性にこだわらず優秀な人を取るということができなくなってしまいそうです。

記事によれば、結局、このチームは解散となったということ。今は別のチームで、重複したデータを削除するとか、多様性が保たれるようにスクリーニングするとか、よりマイルドな使い方を追及しているということです。

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fun

[動画] 現在の人気ネット企業が、もし1980年前後に存在したら

レディット, インスタグラム, グーグル, アマゾン, サウンドクラウド, ユーチューブ, ツイッター, フェイスブックらのネットの人気企業が1970-1990年代にもし存在していたとしたら、こんな企業ロゴを作っていたのでは、という動画です。

作者は、このようなレトロ風デザインを専門に請け負うデザイナーFuture Punk氏。

80年代から持ってきたような作品群ですが、現在作成されているものです。当時はいろんなところでこういうロゴを見たものですが、今の道具でこれを作ろうとすると、却って再現が難しいかもしれませんね。

動画はいい感じににじんだり、ノイズがのったりしています。音楽のほうも、当時のテレビ番組のオープニングにありそうな曲になっています。

via Geekologie