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Docker+Traefikで同一ホストのサブフォルダとルートフォルダで別バックエンドを見に行かせる

Traefik をリバースプロキシにしてアクセスをバックエンドの Docker コンテナに振り分ける実験をしていたのですが、http://example.com/app1 と http://example.com/app2 をコンテナ app1 と app2 に振り分けることは無事できたものの、http://example.com/ へのアクセスがどちらにもいかず404になってしまいました。

docker-compose.yml の label で Traefik の動作指定をしていたのですが、どちらかの app に / を含めてしまうと、/ を書いた方の定義が優先されてしまい、もう一方のサブフォルダが振り分けされなくなってしまいました。

では、/ を含む方の定義に2つの条件を書けばいいのでは、と思いましたが、一行の中にセミコロンで複数条件を書くのは、それらの AND を表していて、OR にはなりません。それでは、と、二つの条件を2行に並べて書くと、後で書いた方だけが有効になるよう。

公式の github project を検索すると、ラベルにサービス名をつけることで複数の条件を OR で指定できるようです。

Allow multiple rules from docker labels containers with traefik.<servicename>.* properties by benoitf · Pull Request #1257 · containous/traefik

この修正が今年の3月で、version 1.3.0 に入っている。ということは使えるということ。

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ネットのサービス

マジック・ザ・GIFニング – 面白動画を載せたMtGのカードを生成するプログラム

カードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング(MtG)」のデータを使ったネタプログラミングが Hacker News で話題となっていました。

Pythonで書かれ、GitHubで公開されているこのツールは、MtGのカードのタイトルに合った内容のアニメーションGIFを埋め込んで、MtGのパロディカードを生成するというプログラム。

生成したカードを定期的にツイッターにつぶやく bot 機能も持っていて、作者自身によるデモアカウント@MTGIFening では、6時間おきに一枚、新作カードが自動投稿されています。

ハウル・フロム・ビヨンド(彼方からの雄叫び)というカード名から生成されたのが、こちらのカード

なるほど、雄たけんでるように見えなくもない。

仕組み

Readme/ソースによれば、このツールの仕組みはこんな感じ。

カードデータの入手

MTG JSONで提供されている、全カードのJSONデータを取得する。そんなデータが有志によって管理されているんですね。これもGitHub上で管理更新されているようです。日本語データファイルもありました

ここからJSONファイルをダウンロードし、それを前処理のスクリプトで必要なレコードのみのcsvを作り、それを使って動いています。

ネタになるアニメーションGIFの入手

アニメーションGIF版 YouTube、みたいなサイトGIPHYAPIが提供されていて、その中にキーワード検索APIもあるので、ランダムに選んだMtGのカードのタイトルを食わせています。タイトルによってはGIFが見つからない場合もあるみたいですが、その時は見つかるまで繰り返しています。

“MtG”で検索して最初にでてきたのがこれ。

Giphy sample

オリジナルのカード画像に、GIFをはめ込む

MtG公式からカード画像を取得し、MoviePyライブラリで、動画の各フレームを書き換えているようです。カードの世代によって画像の位置やサイズが違うので、世代にあわせて埋め込み座標を変えたりもしています。

ツイートする

PythonでTwitterを読み書きするTwythonを使い、生成されたGIFをツイッターに投稿させています。

これらをパッケージする Docker ファイルも置いてあり、自分の環境で簡単に再現できます。ツイッターに投稿するところは動かしませんでしたが、ローカルで動かしてみてできた画像がこちら。

コードも完結で短く、データやAPIを組み合わせてうまく作ってるなと思いました。

via Hacker News

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PHP

[メモ] Docker + Spress で静的サイトを作る

PHP製の静的サイトジェネレーター Spress を、Windows 上で Docker で実行しました。

ソース

PHP製の静的サイトジェネレーターSculpinを使ってみたのですが、開発が思ったほどアクティブでなさそうなのと、Spress が Sculpin の影響を受けた後継者である、みたいなことを言っている人がいたので、こちらも試すことにしました。

今回も、Docker Compose を使ったセットアップのメモを、Spress自身を使って静的ブログにしてみました。

SpressをDocker(+Compose)で動かす

しかし、日本語のタグやカテゴリーに対してファイルを生成しないので、非ヨーロッパ諸語に関してはSculpinよりも手入れが必要という印象でした。slugを作るところの関数が、UTF-8一般には対応しておらず、マッピングテーブルを使ってウムラウト等を消しているだけ。