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イベントレポート

HPのAPJ向けシンガポールイベントに行ってきました

ヒューレットパッカード社から、「アジア各国からのブロガーを集めてブロガー向けイベントをやるので来ないか?」という招待をいただき、シンガポールに行ってきました。HP CLOUD & INNOVATION (HPクラウド&イノベーション)というイベント。
土日に大阪で開催されたPHP Matsuriとあわせて、6日間の二人の育児を一人で引き受けてもらうという大技を使って。ほんとにありがたいことです。
会場のコンベンションセンターがあるホテル。

会場はこの左側の建物あたり。

ブロガー集めを担当していた部署の説明不足もあって、あまりちゃんとは把握していなかったのですが、ブロガーイベントというよりも、一般の記者を呼んでの新製品その他の発表会に、今回はじめてブロガーを呼んでみようということになったそうです。実際、日本からも情報システム関連の記者さん達も複数いらしていて、そちらから見ると普通の記者向け製品発表会だったようです。
各国の記者を差し置いてなぜか最前列に座らされたブロガーたち。

招待も案内も全部英語でやりとりしてましたが、思ったより大きなイベントで、同時通訳も提供されてます。なんと5言語。5言語も同時に通訳するイベントは初めてです。

日本語の他は、中国語、韓国語、ベトナム語、インドネシア語でした。会場の後ろに同時通訳ブースが5箱。

イベントの大きなテーマは「クラウド」。プライベートクラウドを中心にHPが提供しているサービスの紹介。
各国にローカルの拠点があるので世界展開する企業にとっては現地への適応が楽なのがHPの強み、だということ。

インドや中国などアジアでのクラウド利用(予定)の割合は、アメリカやヨーロッパよりずっと高い、というスライド。
Cloudgrowthinworld
欧州や米国に比べて、元々社会の中でIT化されている比率が低いために、クラウドに移行しやすいのかもしれませんね。
シンガポールの電話会社SigTelや、オーストラリアのホスティング会社など、HPのクラウドサービスを利用している企業ユーザーによるパネル

このAPJ(アジア・太平洋・日本)向けの発表会を開催した理由も、アジアでのクラウド利用の拡大が予想されるからだそうです。以下メモから。

  • 2012年に中国のデータセンター市場が世界2位になる
  • 20程の中国の自治体がクラウドの利用に向けて動いている
  • 1年に設立されるデータセンターの数が2014年には2010年の倍に
  • 現在のデータセンターの3/4は築7年以上で、これらは最新のプロビジョニングにうまく合わない
  • 一年に設立されるデータセンターの数が2014年には2010年の倍に

といった状況の解説から、じゃあ古いデータセンターのデータをどう最新のクラウドに移していくか、というところで、HPの各国での展開や移行を支援するコンサルティングや割引の話が出てくるわけですが。
イベントの残りと、各国ブロガーとの交流についてはまた書きます