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プライベート 育児

3度目の父親育児休業から復帰しました

1月から取得していた育児休業を終えて、職場復帰いたしました。 もう育児休業を取ることも、もう無いかなと思います。たぶん。ほっとするような寂しいような。 前の記事でも書きましたが、育児休業を取得する男親というのは1%台です […]

1月から取得していた育児休業を終えて、職場復帰いたしました。
もう育児休業を取ることも、もう無いかなと思います。たぶん。ほっとするような寂しいような。
前の記事でも書きましたが、育児休業を取得する男親というのは1%台です。そうなると知り合いに経験者というのはほとんど存在しません。となると、いろいろとわからない事があって大変なのでは、と思われるかもしれませんが、やってみるとそうでもなかったなと思います。理由は二つあって、

  1. ネットで検索すればなんでも出てくる
  2. 父親だろうと母親だろうと、育児休業の制度やルールは同じなので、母親の体験談・助言、などで問題ない

からですね。母親の育児休業にしても、昔から当たり前のように取得できたわけではなく、「妊娠したら会社を辞めろ」みたいな圧力と闘ってきた先駆者がいて改善されてきたわけです(まだ困っている人・取れない人も大勢いますが)。父親としての育児休業取得も、性別関係なく、これまで育児で仕事を休んで復帰してきた人たちの積み重ねで確立したシステムの上で動いているのだなと強く感じました。

保育園と復帰について

復帰については、1歳の誕生日での入園、4月からの入園、どちらも駄目だった場合は入園待機しながら休み続ける、という3つのパターンを想定していました。結果的には4月に入園できることとなりました。
関東近県では、子供を預かれる保育園の設置が追いつかず、育休からの職場復帰や再就職がたいへんな状況にある、いわゆる待機児童問題が、特に人口流入の多い市区で深刻なようです。そういう自治体に住んでいる知人からも大変さ聞いたりしますが、僕たちが今住んでいるところは比較的この待機児童が少ないところで、共働きであれば入園させることができました。
# 以前引っ越した時に、子供ができることも想定して引っ越し先を決めたというのもありますが。

休業中の暮らしぶりについて

四六時中赤ちゃんと一緒にいる生活は、正直たいへんでした。これも3度目なのでだいぶわかっていて、1・2度目は「子供をみながら(自分の)仕事をしたり勉強したりしよう」などと思っていたのですが、子供が昼寝したり一人でおもちゃに集中していたりする時間は短く、家事もこなすとあっという間に終わってしまいますね。
既に保育園に入っていた上の子を、預かり続けてもらえたのも助かりました。本当に保育園の空き状況が逼迫している自治体では難しいことだろうと思いますし、その保育時間も共働きの時のような早朝から夜の延長までとかではなく最低限の時間ですが、上の子が既に友達も出来て慣れている保育園に通い続けられたことも良かったし、赤ん坊相手では一対一でもたいへんなことも多かったので、一対二でずっと家で面倒を見続けるのだったら途中でへこたれていたかもしれません。
そして、育児の調べ物に限らずネットの存在は非常に大きいものでした。ネットがない時代の子育てはいったいどうやってたんだろうと思ってしまうぐらい。会社には行かなかったものの、メールやツイッターやチャットなどのおかげで、働いてなくても社会と切り離されたという感じは無かったし、面と向かって友達に会う機会は非常に少なかったけれど、ネット越しにいつも通りのみんなを感じることができました。
社会から切り離された感じはネットのおかげで無かった(減った?)としても、会社の仕事や個人のプロジェクトなどが中断され、進まないことへの焦りはありました。これは男女関係無く育児休業を取った人の多くが感じてるのではないかと想像します。でもまあ、自分の中で何を優先させるかというだけの話で、そちらを取ると決めてしまったら迷わない方が精神衛生上いいでしょうね。
それから、育児休業を取って何より良かったなと思うのは、二人の子供から絶対的に好かれ、信頼されていると感じ取れることです。父親と母親なら小さい子は圧倒的に母親の方に懐く、というのが普通でしょうけれど、母乳離れしてからは特に、上の子も下の子も、父母のどちらにも差がなく慕ってくれています。同時に別方向から呼んだ時にどちらに寄ってくるかは予測できないし、何かをするときに「パパの方がいい~」などと言ってくれることも半分ぐらいあるので、今後もそんな風でいてくれるように関わって行きたいなと思います。

個人の選択肢が増える社会がいいね

僕が産休や育休を何度も取ったのは、自分で育児をやってみたかったからで、別に子供のためだとは思ってません。仕事に専念してパートナーに任せるのも、お互いが時間を融通して分担するのも、祖父母なりに預けるのでも、それぞれの家族がやりたいようにすればいいと考えています。
男で育児休業を取ったからといって「すべての男は育児をするべき」とか言いませんよ。別に専業主婦でもいいし、専業主夫でもいい。もし働かなくも食えるなら二人でずっと育児しててもいい。
いろんなやり方を選んだ人たちが、自分とは違うやり方を選んだ人のことも認めてあげられれば、これから子供を育てる人はもっと楽になるんじゃないかな。

これまでの経緯

1回目 産休+育休

父親産休を取得します
父親産休から復職しました
育児休業等で春までブログをお休みします
育児休業から復帰しました

2回目 産休+育休

父親産休+育休で休みます
父親産前休暇・育児休業から復帰しました

3回目 育休

3回目の父親育児休業を取ります
3度目の父親育児休業から復帰しました (当記事)
2度の産前産後休暇、3度の育児休業をあわせて、トータルでは10ヶ月ぐらい専業主夫として育児に専念したことになります。彼女の方は合計で20ヶ月なので、期間的には公平な分担とは言えませんが。
参考: 男性にとっての産休と育休の違い
出社してグループウェア(もちろんcybozu.com)を開いたら未読の量がたいへんなことになっていたので、まずはがんばって追いつかないと。徐々に通常営業に戻していきますので、よろしくおねがいします。