「meme」タグアーカイブ

ソースコードコメント – 引継ぎ者への警告


// Dear maintainer:
//
// When I wrote this code, only god and
// I knew how it worked.
// Now, only god knows it!
//
// Once you are done trying to 'optimize' this routine,
// and have realized what a terrible mistake that was,
// please increment the following counter as a warning
// to the next guy:
//
// total_hours_wasted_here = 25


// 引き継いだ人へ:
//
// これを書いたとき、なぜこれが動くのか理解してるのは神と自分だけだった。
// そして今、知っているのは神だけだ!
//
// このコードを「最適化」 しようとし、それがどんなに愚かな間違いだったか
// 気づいたときは、下のカウンタを増やして次の担当者への警告とすること
//
// ここで_無駄にした_時間 = 25

こんなコメントの入ったコードが回ってきたら嫌だなあ。

GitHub に、このtotal_hours_wasted_here が含まれるソースコードが結構あって、書かれてる時間も1から200超までいろいろとあるようです。

via QDB and reddit

今週のブーム – スマホ放り投げ自撮り #HighFiveSelfie

両手で頭上高く柏手を打つ自分の写真を鏡撮りする、という High Five Selfie という自撮り画像の公開が、英語圏やスペイン語圏で大ブームとなっているようです。

今回の大流行の発信元ははっきりしています。ノースカロライナ州立大学の学生セス・シュナイダーさんによる、こちらのツイートが発端。

「今日は人生で最も誇らしい日です。両手でハイファイブしながら自分の写真を撮ることに成功しました」

くだらないようにも思えるのですが、このツイート、今日の時点でイイネが40万回、RTが17万回と大変な広まりを見せているようです。

下にクッションを敷くのは(ドキドキ感はないけど)安全かもしれません

これはネタ

https://twitter.com/m_grainger_/status/785329892606881792

「撮ろうとして電話にヒビが入った」という人も当然出ますよね。

何が流行るかはわかりませんが、お題がついたセルフィーの流行でもっと小規模なものはこれまでもあったので、

  • 見た人が「これ自分もできるんじゃないか?」と真似できる
  • 追加の道具が要らない
  • スマートフォンが落ちて壊れる、というスリルがある
  • 落とした人や壊れた人が共有した写真がさらに拡散される

といったあたりの要素が、ミームの広まりに貢献したのではないでしょうか。

スマートフォンのメーカーが故障や買い替えを狙って起こしたブームだったら天才的ですが、まあないでしょうね。

via Mashable

セルフィーの新流行ベリーボタンチャレンジでヘソ画像が増加中 #bellybuttonchallenge

belly button = おなかのボタン = へそ、ですね。bellybutton challenge(へその挑戦) というハッシュタグで、この課題にチャレンジした人たちのスマートフォンによる自撮り写真(セルフィー)が、中国のソーシャルメディアから始まって英語圏に増え始めているそうです。

bellybuttonchallenge-on-twitter-search

要は、「手を背中から回してへその穴に触れる?」というチャレンジです。

自分でもやってみましたが… 届かないよこんなの。ある程度の細さなり柔軟性なりがないとできないようで、できる人できない人がわかれるあたりが広まった原因かもしれません。

イギリスのミラー紙の解説によれば、中国のツイッター的サービス新浪微博に10日に書き込まれた最初の写真が一日で1億3000万回閲覧され、数千人以上が続いて自分の#bellybuttonchallenge画像をアップロードしたのだとか。

ツイッターで検索すると英語やスペイン語などのついた同様の写真が多数出始めています。

via Mirror

マイクロソフトの忍者猫ステッカーが突然のブレイク

マイクロソフト忍者猫 red bubble 版

米マイクロソフトの社内外で昨年末からチョコチョコ目撃され、公式ショップで売り出されていた変なステッカーが、よくわからない人気であっという間に売り切れてしまったという話です。

Won't lose this snowboard helmet in a crowd!

A photo posted by Frank Shaw (@fxshaw) on

このステッカーに出てくる「火を吐くユニコーンに乗った猫」の初出は、イラスト(アート)共有サイトDeviantArtのユーザーSharpWriterさんによるこの図だそうです。


Welcome to the Internet, Please Follow me by SharpWriter on DeviantArt

このイラストでも、猫に忍者の要素は特に入ってないように思うのですが、なぜかその後 Ninja Cat と呼ばれるようになっています。

このニンジャ・キャトがマイクソロフトの旗を持っているステッカー、マイクロソフトのオンラインショップでも販売されていたようなのですが、売り切れらしくて跡地のURLに行っても何も出てきません。

@MichaelGillet さんが、このMS忍者猫を使ったデスクトップ用壁紙を作成、ツイッターで公開しています。

Chris_Kez さんによるWindows Phone壁紙はこちら

公式のステッカーが売り切れているので、勝手に類似品を作って売りだしたところもあったのですが、

こちらは今は販売ページが消滅しています。

突然のブレイクは、ちょっとMSらしくないセンスと、いろんなプロジェクトのオープン化や、最近ちょっとグーグルやアップルの台頭に押されてマイクロソフトを敵視する人が減ってきているからかもしれません。

こんなに話題なんだからステッカーぐらいすぐ増産すればいいのに、という気もしますが。

via Business Insider, Windows Central and The Verge

日本の真っ青なスイカ、ムーンメロン(ウソ)の写真が英語圏で評判

moonmelon

ムーンメロン(学名アシドゥス)。この果物は日本の一部の地域でのみ獲れ、鮮やかな青色で知られています。これを食べた後に味覚が変化することから、パーティーの余興としても使われます。酸っぱいものは全て甘く感じ、しょっぱいものは苦く、水を飲むと強いオレンジジのような味がします。一生に一度は食べるべき!

いやあ、日本の一部でしか獲れない珍種なんですね、いったいどの地方だろう(棒)。一個200ドル(2万2000円)もするという話もあります。

ネット流行語データベースのKnow Your Memeによれば、この加工写真が最初に掲載されたのは2011年4月29日のとあるTumblrブログ。その後、2012年4月のredditで2600票のイイネを貰い再ヒット。昨年10月にもツイッターで1900リツイートのヒット

今年に入ってからもソーシャルメディア、特にPinterestとTwitterで広まっており、いくつかのメディアが「これは画像加工によるイタズラです」という記事を出しています。

こういうのは、最初のウソを広めている人たちの方が、訂正を広めている人たちより多いものなので、そのうち「日本には変わった青いメロンがあるんだって? 食べたことある?」と海外で質問されるようになるかもしれませんね。「日本人のくせに食べたことないの?」なんて言われたら癪なので、食べた後に水を飲んだらオレンジ味がすることとか、覚えておくと役に立つかもしれません。

via Moon Melon Hoax: Japan Fruit Isn’t Real, Goes Viral Anyway

英語圏のインターネットミームが大集合したイラスト The Internet

ネット上の流行って、国や言語によって違うことも多いですね。

パロディや風刺で知られるCollege Humorで公開されたThe Internetは、英語圏のインターネットのこれまでの100個を超える様々な流行(meme ミーム)を一枚にまとめたイラストです。

the-internet-meme

119個(たぶん)のミームの中には、日本発の流行もいくつも混ざっていますね。ここに出ている日本のミームなら、相手が重度のネットユーザーであれば、海外でも話が通じる可能性が高いということかもしれません。

the-internet-meme-orihime

日本ではネギを回すのは初音ミクに移っていきましたが。

the-internet-meme-domo-kun

ドーモ君の人気は海外で高いですね。謎です

the-internet-meme-happa-tai

海外で真似してる人の動画がたくさんあるはっぱ隊

the-internet-meme-pedobear

4chanでは独自の名前と意味を与えられえました

the-internet-meme-all-your-base-are-blong-to-us

日本人の変な英語、としてまず出てくるこれ。かなり古い時代のミームです。

the-internet-meme-over-9000

over 9000! (9000だとーーー)は、元は日本のアニメですが、あちらの吹き替えから始まったあちらだけでの流行ですね。

ミームの上にマウスカーソルを合わせると、119個のミームそれぞれの名前を知ることができます。名前が表示される範囲がちょっとわかりづらい場合には、左上のView the legendをクリックすると、各ミームに番号が振られたモードになるので指しやすいかと。

yatta meme
yatta meme

見たことがある海外のミームの名前を逆引きできる辞書としても使えそうです。

海外から来たネット関係者がプレゼンテーションに挟んできた、たぶん面白いと思って入れたであろうネタに誰も反応しなかったりということもあるし、逆に、日本人が海外や外国人向けのプレゼンテーションで自信満々に入れたネタがまったく通じなかったり、ということも見かけます。

コミュニケーションを取りたい相手が何を知っていて面白がるか、というのを自分も知ったり、うまく活用したりできるというのも、単なる語学力を超えたコミュニケーション能力なのかもしれません。そういう意味では、これらのミームで気になったものを調べて追ってみる、なんていうのもいいかもと思いました。

via The Internet – All the Internet memes in a single poster! | Ufunk.net

冷静に、彼女を殴りつづけよ – 有名フレーズを乱数でパロディ化したTシャツを販売していた企業が、とんでもないフレーズの自動生成で大炎上

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ソリッド・ゴールド・ボム社がイギリスのアマゾンで売っていたTシャツのメッセージがソーシャルメディア上の大バッシングを受け、英アマゾンからこの会社の全Tシャツが撤去される騒ぎに発展しています

オリジナルは第二次大戦中のポスター

元ネタはKeep Calm and Carry Onという王冠と文字を組み合わせたシンプルなポスターで、

オリジナル Keep Calm and Carry On

ウィキペディアによると、これは第二次世界大戦でイギリスが国民に対して「冷静に、戦い続けよ」と呼びかけた戦意高揚の文句でしたが、戦時中に有名になったわけではなく、2000年に再発見されてから有名になり、インターネットや多数のグッズによって広まった、古くて新しい標語ということです。

短いメッセージであることや構成も単純なことから、これまでにも多数のパロディが作られているようです。

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2009年にはニューヨークタイムズが、Keep Calmミームの近年の流行や、大戦当時の状況、これらパロディポスター・グッズの大流行について解説していました。

炎上の経緯

ツイッターユーザー @LizJ73 が「発見」し、間違ったサイトを告発する @nomorepage3 にタレコミした3月2日のツイートが今回の炎上の発端のようですが、

Amazon UK上で販売されていた、”Keep Calm and Rape a Lot” (冷静に、彼女をレイプし続けよ)というパロディTシャツに始まり、以下のような様々な問題のあるパロディTシャツが見つかり、

  • “Keep Calm and Hit Her” (冷静に、彼女を殴りつづけよ)
  • “Keep Calm and Choke Her” (冷静に、彼女の首を絞め続けよ)
  • “Keep Calm and Knife Her” (冷静に、彼女をナイフで刺し続けよ)
  • “Keep Calm and Grope a Lot” (冷静に、彼女を痴漢し続けよ)
  • “Keep Calm and Rape a Lot” (冷静に、彼女をレイプし続けよ)

ツイッターを中心に「こんなものを売ってていいのか」「Amazonは何をやってる」「販売元は売るのを止めろ」といった苦情が、販売元やアマゾンUKに大量に届けられました。

なぜこんなTシャツが作られたか?

ソリッド・ゴールド・ボム社は謝罪声明をサイトに掲載し、同社およびアマゾンからは、問題の無さそうなものも含めて全てのTシャツが撤去されています。

Facebookページには以下のような謝罪が。

solid-gold-bomb-we-are-sorry-t-shirt

謝罪までこの形式とは。

謝罪文に書かれたことがどこまで本当かはわかりませんが、同社の説明によれば、すべては「コンピューターのミス」によって引き起こされたものなんだとか。

一年前に作成されたこのパロディTシャツシリーズは、クラウドコンピューター上で動詞と”Him”, “Her”, “On”, “Off”, “a Lot”などターゲットを表す単語の組み合わせを20.2万種類生成し、デザイン的に”Keep Calm”部分とバランスが取れたり、ポスターに収まる長さのものを、そこから1100種類、最終的には700種類ちょっとに絞り込んで作成し、そのまま販売していたそうです。(報道で出ている8,425種類というのは、サイズや色のバリエーションを全部含めたもののようです)

つまり、一つ一つのフレーズが、侮辱的だったりしないかだけではなく、英語として正しいか、意味がつながるかといったこともまったく人手で確認することなく、作ったものを全部売りに出した、ということですね。炎上を伝えるメディアの中には、実際に意味が通らない文言のTシャツを同シリーズから見つけたとしているところもありました。

ウェブが実現した商法と今後の予測

この手のTシャツ販売商法は、マグカップやポスターなどについても同じことが言えますが、インターネット以前の時代なら有り得なかった方法を取っているところも多いのでしょうね。昔なら、デザインを決めて数百着のTシャツを工場に発注して作り、それを一定数売るまで利益は出ないどころか、変なものを作って売れ残ったら赤字だけが残ったでしょう。

今は、どんなものが出来るのかという製品の見栄えはコンピューターで自動生成され、世の中に実際にそのTシャツが存在しなくても注文を取ることができます。注文が入ってきたら初めて、そのTシャツを生産して発送すればよい。画面上のデザインを仕入れた無地のTシャツに載せるのも、工場じゃなくて自宅や小オフィスのプリンターがあればできてしまいます。

AmazonやeBayなどで出品するにしても、無店舗でTシャツ本体もまだ無いのですから、在庫の心配をする必要がありません。売れた時に払う手数料しか掛からないので、1種類売るのも700種類売るのも、出品部分をプログラム化してしまえば手間は変わりません。

デザイナーやプランナーが「こういう文句だったら大量に売れるはず」と予想してそれに賭けるのではなく、大量のバリエーションを自動生成してカタログに載せておけば、そのうちのどれかが誰かの気に入るだろう、それが話題を呼んで突然大量に売れることもあるかもしれない、ということなんだろうと思います。

今回の”Keep Calm”シリーズは、オリジナルの製作が第二次世界大戦中で、イギリスという国が作ったもので、文言や王冠マーク、デザインのすべてはパブリックドメインということになるそうです。つまり、このパロディをいくら作っても、著作権料を要求されたりすることは無いわけで、元手が掛からないところからランダムに生成したものをいくら出しても、損をするところが無い、というわけですね。

コンピューターの自動生成をあまりにチェックしないために大炎上という落とし穴にはまった同社ですが(すべてコンピューターのせい、という同社の言い分が正しかったとしてですが)、たぶん、Keep Calmグッズを作って売っていた似たような会社は多数あるでしょうし、この他のインターネット・ミームについても同様の商売をしている会社は世界中にあると思われます。

この炎上事件で気づかされたのは、世の中にこういったランダムに生成されたコンテンツが増えていて、それに気を引かれて対価を払ったりする人も増えているのだろうということです。Tシャツもそうですが、ネット上の文章や写真、動画などについても、プログラム的に、あるいはプログラムの支援を得て大量に作ってばらまき、当たりを待つ、あるいは薄く広く当たればリターンが得られる、といった態度のものが、ますます増えていくのかもしれないな、ということです。

via Miss Representation » Blog Archive » Amazon UK Selling “Keep Calm and Rape A Lot” T-shirts, BBC News – Amazon row over 'rape' T-shirt

[更新 2013-06-26]

CNNが、この業者の廃業を伝えています。CNN.co.jp : 「レイプ」Tシャツの販売元が廃業 ミスが命取りに