« 虎の子は豚 | メイン | RSSリーダーPluckが撤退 »
2006年10月27日
危険な航空券ジェネレータ
via BoingBoing
ジェネレータは面白いけど、ノースウェスト航空の搭乗券を作るこのジェネレータはかなり踏み込んだものだ。サンプルでオサマ・ビンラディンとか入ってるし。こんな感じのチケットができる。
各エアラインも最近はeチケット化が進んで、自宅からオンラインチェックインもできたりする。どうも、搭乗券も自宅プリンターで出せる場合もあるらしい。
しかも、上記サイトの説明によると、アメリカにはプリペイドで偽名で買えるクレジットカードがあるということだし。書かれた手順を使うと、現在アメリカの空港で行なわれているセキュリティチェックを無効化できると言っている。
ようするに、このジェネレータ&サイトは、今の手順の問題を指摘することで、一般客を不便にしても実際にはセキュリティを守れない無意味なチェックを止めさせよう、という目的のようだ。どこをどう直すべきか、という提言もされている。
さて、危険を訴えるショック療法的なこのサイト、主張は正しいのか、正しかったとしたら当局は直すのか、それともこの作者に圧力でもかけるのだろうか。
[追記] ジェネレータ記事の作者宅へのFBIの訪問、不在時の再訪問と強制捜査・PCの押収が行われたらしい。上記のシステム的な欠陥は何年も前からいろいろなブログ等で指摘されていたということだが、これまでFBIがそれを認識していなかったのか、それとも以前よりもこういう捜査がやりやすくなっているのか。
投稿者 秋元 : 2006年10月27日 22:53
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://labs.cybozu.co.jp/cgi-bin/mt-admin/mt-tbp.cgi/855
コメント
米国の空港では、チェックインカウンターでも、セキュリティーゲートでも、身分証明書の提示が求められるので、そんなに問題ではないのでは?
投稿者 ぷー : 2006年10月28日 06:14
あ、米国の国内線は、身分証明書無しで乗る方法があるんですよ。
というか、正確に言うと、本来ID無しで乗れるところを、IDを見せないと搭乗できないかのような雰囲気を空港当局が醸し出してチェックしているんです。
投稿者 秋元 : 2006年10月28日 19:20