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2006年10月22日

Quantcastによるネット視聴率データの無料開放

via digg

Quantcast は米国限定のサービスだが、ウェブサイトを見ている人の属性などを、任意のサイトに対して表示してくれる。

例: Google.comの分析結果

ドメイン名を入力すると、以下のような数値が、グラフ化もされて表示される。

  • ユニークビジター数予想
  • ビジターの来訪頻度予想
  • ユーザの男女比
  • 世帯主の年代
  • 子供がいる世帯の割合
  • 世帯収入
  • 人種
  • 世帯主最終学歴

ウェブサイトの運営側は、これを参考にしてサイトの内容変更や販売商品の選定などができるだろう、というものだ。

ウェブサイトのアクセス数解析は、Alexaのようなサービスがある。サンプル調査を使ったネット視聴率は、ネットレイティングスなど多数が存在する。

QuantCastも、調査に協力する調査パネルを全米の家庭に抱えているようで、他のネット視聴率会社とやってることはかわらないように思う。あと、データの収集には広告主やISPにも匿名で協力してもらってるそうだ。

QuantCastが新しいとすれば、統計の結果をすべてのドメインに関してウェブで公開しちゃってるところになるのだろうか。

じゃあ何を売って商売するのか? というのは気になるけど、とりあえず知名度をあげるためにオープンにしてみたのかもしれないし、もっと細かい分析を売るためにやっているのかもしれない。

こちらにとっては、ここにいくと面白いデータが見られるかも、ということでいいのだけど。これの日本版も出てくればもっと面白い。

ちなみに、日本のドメインを入れても、それなりの結果は出る。

mixi.jpとか入れるとこんなかんじ。米国でmixiを見ている人の分析、ということになるのだろう。サンプル数は少なすぎるという警告はでるけど、女性比率が多いとか、若い世代が多いとか、言われてきた話と合致したグラフは出る。

ほとんどのユーザがアジア系、ということだが、これは在米の日本人が使ってるんだろうからあたりまえ。しかし、在米日本人が調査パネルに含まれる程度に、パネルを確保しているということもいえるかも。

投稿者 秋元 : 2006年10月22日 10:39

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