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2008年04月25日
[MarkeZine併載コラム] かっこいい・それっぽい英語名を考えるためのサービス Dislexiconなど
第二回は、2005年8月にクールな名前生成サービスでご紹介した「名前ジェネレータ」というカテゴリのサービスを調べてみました。
訪問者に名前・生年月日・文章・ブログのアドレスや顔写真などを入力してもらい、それを基にした別の情報を提供するようなネットサービスは、英語では"generator"(ジェネレータ、生成するもの)というカテゴリやタグで分類されることが多いです。
ユーザの役に立つ情報を提供するものは古くからいろいろとありますが、製品のプロモーションや広告収入を目的とした暇つぶし系のサービスでは、ジョークとして提供されるものもここ数年は増えていますね。
Dislexicon(ディスレキシコン)
このDislexiconというサービスは、ある単語を入力すると、その単語の前後に英単語の構成要素をつけくわえて、会社名やサービス名に使えそうな新語を提案してくれるというサービスです。
たとえば、"marketing"という単語を入れて、マーケティングという単語を含んだ英語っぽい複合語を3つ作らせたところ、以下のような結果が出てきました。
新語 | 音節 | 意味 |
---|---|---|
マーケティンジブル | marketing-ible | マーケティングする能力に長ける |
モーフマーケティング | morph-marketing | マーケティングを形作る |
マーケティングメトリック | marketing-metric | マーケティングを測定する |
ネイティブな英語圏のユーザであっても、このようにいろいろなネーミングのアイデアを簡単にいくつも得られれば、ネタ出しの叩き台として使えるでしょう。
我々のような外国人にしてみれば、自分の知っている単語から変な和製英語の社名やサービス名をつけるより、ある程度辞書的にありそうな単語の案を簡単に多数得られるのはいいのではないでしょうか。他の日本人が思いつかないぐらいにひねったネーミングに気づくこともできるかもしれません。
このようなネーミング系のサービスは、技術的には辞書さえ用意すれば難しいものではないのもあり、多数存在します。
WordConstructor(ワードコンストラクタ)
WordConstructorのほうは、こちらが与えた単語をベースに、新語を生成してくれるジェネレータです。
こちらは辞書的というよりは、音的な置き換えをメインとしたもので、奇抜な単語も生成されるようです。
単語の一部は変わらないように固定したり、子音や母音の登場場所を指定したりと細かい調整もできるようになっています。スライダーでパーセンテージを上げると、より元の単語と音的に近い単語を生成します。
Company Names(カンパニーネームズ)
また、ネットサービスの場合は、正しい英語でドメイン名が取れない(=辞書にあるような単語は使わなくても先行した業者が押さえてしまっている)ことが多く、辞書とちょっとだけ違う単語を考えたり二語以上の単語をつなげたりという努力が多数行なわれています。
Company Names(会社名)では、ページをリロードするたびに、ネット風な社名を100個生成してくれます。
Unique Word Generator(ユニークな単語ジェネレータ)
Unique Word Generatorでは、辞書にないけれどなんとなく英語的な単語を作ります。
Web2.0 Domain Name Generator(Web2.0っぽいドメイン名ジェネレータ)
Web2.0的なサービスには、ドメイン名の衝突を避けて変な名前のものも多いですが、このジェネレータはそれを揶揄しているところも多少あるかもしれません。
Web2.0 Domain Name Generatorでは、そんな「Web2.0っぽい」名前を提案してくれます。
ここでは、生成した名前を使ってドメインが空いているかどうかのチェックにつなげてくれるので、もし気に入った名前が出たらそのままドメインを取得することもできます。このサービスはドメイン販売業者とのアフィリエイトを行なっているわけですね。
投稿者 秋元 : 2008年04月25日 11:54
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