« Googleのデータセンターがどこにあるかを示した地図 | メイン | Monotracer - 密閉式二輪車 »
2008年04月14日
第一回symfony勉強会に参加してきた
ディノで開催された第一回symfony勉強会に参加してきた。
symfony(シンフォニー。一般名詞のsymphonyとはわざとスペルを違えている)は、mojaviの流れをくみPHP4を切り捨てることでPHP5の機能を最大限活用したPHPのフレームワーク。乱立するPHPのフレームワークの中でも現在最も盛り上がっていると言って問題ないだろう。
僕も最近symfonyでいろいろと遊んでいるので、他のsymfony開発者の状況を聞くためにも参加してきた。
メインの発表は三つ。
- symfonyのドキュメント翻訳や橙マンモス本で知られるbrtriverさんのsymfony概説
- もう一冊の方のsymfony本の著者、アシアルのyudoufuさんの開発事例紹介 (スライド)
- symfony.jpでおなじみ、最初期からsymfonyを活用しているディノの月宮さんのsymfony1.1の変更点
ブログや書籍・記事等で情報を発信してない人で他にもいるのかもしれないけれど、知る限りでは日本でもっともsymfonyに詳しい発表者が揃っていた。実際に業務でsymfonyを使った体験談や、ベータ状態の1.1を使っての感想なども聞けて、自分のモチベーションも高まったように思う。
最後のライトニングトーク、枠3つの最後の空きに飛び入りして、symfony関連で注目しているサイトやアプリケーションについてちょっとだけ紹介させていただいた。資料は作ってなかったので、以下軽くご紹介。
Symfonians.net
Symfoniansは、symfony開発者のためのソーシャルサイト。symfony開発者やsymfonyを使う企業が登録し、仕事の発注や求人などをかけることもできるコミュニティサイト。
サイトは英語・フランス語・ポルトガル語に国際化されている。
登録したあと登録地域"Japan"で参加者を絞り込むと閑散としていたので紹介してみた。こういったサイトを使えば、英語(フランス語でもいいけど)でsymfonyの仕事を受発注することも無理ではないだろう。
また、Symfoniansはこの3月に、このサイト自体をオープンソース化して公開している。symfonyの実用的なサンプルとしても使える(実際、4月1日に公開したsutetterの国際化はSymfoniansを参考にした)し、ユーザ間のメッセージや掲示板を追加していけばフル機能のSNSにもなりそうだ。
# よく出来てるので、日本語リソース作ればそのまま日本語のサービス始められそうだなあ、などと思っている。
UltraSuperNew
青山にある外資系Web制作会社。PHP/symfonyを使っている。Tokyo2point0というバイリンガルのIT meetingで発表を聞き、PHP/symfony/MySQL/Amazon S3/EC2を使っているということで興味を持っていたのだが、日本語でそれほど露出してないせいかsymfonyをよく使ってる会社として知られていないようだったので紹介した。
上のSymfoniansで場所"Japan"で最初に登録している二人はUltraSuperNewの人達だ。勉強会にも日本人社員の方が一人いらしていた。
# Tokyo2point0では、価格.comのphotohitoというサービスも発表されていて、偶然だがこれもPHP/symfony。勉強会の懇親会でもphotohitoの中の人がいらしていた。
ということで、PHPは元々開発者の母数が多いんだけど、その中でもsymfonyはいい感じだよ、と。
[追記]
第1回symfony勉強会レポート - GRANADA Hatena @ sotarok ないわー
投稿者 秋元 : 2008年04月14日 16:19
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://labs.cybozu.co.jp/cgi-bin/mt-admin/mt-tbp.cgi/1853
コメント
symfoniansのソースが全然見つかりませんでしたが
わかりにくいところにあったので出しておきます
http://symfonians.org/
投稿者 aaa : 2008年04月17日 11:27