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2008年05月28日
Google App Engineに有料プラン登場
Read/WriteWebがGoogle App Engineのプロマネ二人にインタビューしたポッドキャストの中で、明日のGoogle I/Oカンファレンスで発表されるGoogle App Engineの有料プラン他の発表内容が明かされた。
Google App Engineは無料であることと、Googleが自身で使っているのと同じスケールするバックエンドを気軽に使えることもあって、急速に開発者を呼び込み、先行するAmazon S3/EC2を追っている。しかし、無料である代わりにCPU資源の上限があって、それを越えるとアクセスできなくなる、という制約がかかっていた。
今回、CPU資源を追加で購入できる有料プランが発表されるという。料金表も明らかにされている。
- $0.10 - $0.12 CPUコア/時間あたり
- $0.15 - $0.18 月間利用ストレージ/GBあたり
- $0.11 - $0.13 外向き帯域/GBあたり
- $0.09 - $0.11 内向き帯域/GBあたり
また、二つの新APIも追加される。一つは画像の加工を行なうAPI、もう一つはmemecached API。
既に利用を開始している75,000人の開発者に加えて、現在待ち状態になっている開発者を含めた15万人全員にアカウントが与えられるということ。まだ利用できていない開発者は水曜には使えるようになっているわけだ。
podcastでは、Python以外はサポートされないのか、他にcronのようなバックエンド側のトリガーで処理を行なう機能や、アプリケーションのデータを他の場所に持ち出したり、Google App Engine以外のところで動かせるように内部のライブラリをオープンソース化して公開したりするつもりはないのか、といったいろいろな質問がされている。Python以外の言語については、計画はあるけど具体的な発表は何もなし、らしい。
投稿者 秋元 : 2008年05月28日 10:13
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