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2008年12月24日
赤鼻のトナカイルドルフ
日本人のクォーターで日本語や日本文化についてのブログを書いているコウイチさんのTofuguというブログがあるのだけれど、そこで赤鼻のトナカイが日本語になったときに、どう文化の違いが反映されたか、という興味深い話がされていた。
赤鼻のトナカイの名前はルドルフというらしい。
英語の歌詞だと以下のあたりが日本語の歌と微妙に違っている。
Then one foggy Christmas Eve / ところがある霧で見えないクリスマス・イブにThen all the reindeer loved him / そうしたらトナカイはみんな彼を好きになって
you'll go down in history! / きっと歴史に名を残すよ
原詩だと、ある年のクリスマス・イブの霧が深くて困った、という問題があって、はじめてルドルフの個性が長所として認められているけど、日本語では暗ければいつでも役立つみたいな感じになっている。
アメリカだと「笑いもの」が実は役に立つ個性だったとわかって逆に「人気者」になったけど、日本では人気者になったかどうかは不明。どちらかというとルドルフ本人が喜んだことが重要。グループの中でマイナスだったのが役に立てて嬉しい、といったところか。
だけど、アメリカではルドルフ本人の心情はまったく出てこなくて、クリスマス(にプレゼントを配って回るという一大イベント)を救ったこと、みんなに好かれるようになったことや、歴史に名を刻むことが重要、みたいな話に。
全体的には同じエピソードを同じように語っているので、直訳の歌詞といってもいいと思ってたけど、細かく見ると微妙に違うところが面白い。
投稿者 秋元 : 2008年12月24日 15:17
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