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2009年01月28日
1862年、リンカーン大統領演説のエモチコン(絵文字)が世界初?
前のエントリに続いてエモチコンの話。
":-)"や":-("といった絵文字(エモチコン)は、1982に初登場したとされている。(活字を使った遊びでは、1881年に雑誌に登場したものも。ただし文字列の中という感じではない)
ニューヨークタイムズによると、1862年の同社発行の新聞中に、既に活字で感情を表す絵文字、エモチコンが登場している、と主張する者がいるという。
Proquestという資料のデジタル化を請け負う会社の社員が発見した、1862年のニューヨークタイムズの記事「ワシントン発: 首都で戦時大会議開催さる。リンカーン大統領の重要演説」(“NEWS FROM WASHINGTON.; A Great War Meeting Held at the Capitol. Important Speech of President Lincoln.” [pdf], 2列目中段)の中で、リンカーン大統領の演説の冒頭のジョークが ";)" という横を向いてウインクしているエモチコンを含んでいる、というものだ。
リンカーン 「市民のみなさん: 今日ここに私が現われるという情報は知られていなかったと思います。[拍手] しかし、これも真実ですが、今日ここにみなさんが現われるという情報も知られていませんでした。(拍手と笑い ;)」
他の専門家の反応は、おおむね「有り得ない」ということだけれど。
ただのタイプミスじゃないか?、という話については、当時はまだタイプじゃなくて活字を印刷工が揃えていたのでタイプミスはない、との回答(それでも活字工のセットミスはあると思うけど)。ニュースの他の場所の[拍手]がすべてカギカッコなのにここだけ丸カッコなのは、丸カッコじゃないとエモチコンにならないからだ、という主張もされている。
投稿者 秋元 : 2009年01月28日 15:43
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