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2009年04月22日
Alexa(アレクサ)に訪問者属性表示や前後訪問サイト情報など新機能が追加
世界中のウェブサイトについてアクセス情報を収集・解析して提供してくれているアレクサに、新しい機能が追加され、デザインも変更されました。変更点について解説させていただきます。
まず、解析結果ページが全般に渡ってデザイン変更されました。グラデーションやスペースを活用し、Javascript/Ajaxによるナビゲーションで多くのデータがすっきり表示されるようになりました。
新たに追加された機能は三つ。
サイト訪問者の特性(Demographics)
ナビゲーションバーの"Demographics"をクリックすることで見られるページ。そのドメインを訪問するユーザについての以下の統計情報をグラフで見ることができます。
- 年代(Age)
- 最終学歴(Education)
- 性別(Gender)
- 子供がいるかどうか(Has Children)
- 家庭・学校・職場いずれからのアクセスか(Browsing Location)
緑色で右側に突き出ているカテゴリーは、そのドメインへの訪問者が比較的多いユーザ層を示します。赤で左側に伸びている場合は、逆に、その属性のユーザが割合として少ないことを示します。
自らのサイトについて、自分達が予想してターゲットとしていたユーザ層と合致するかをチェックしたり、競合サイトのデータと比較して自社サイトが浸透できていないユーザ層がどこかを調べたりするのに使えるのではないでしょうか。
ただし、アレクサのメインのトラフィック情報と同じく、これらの特性の正確さについて過信するのは避けるべきです。アレクサ・ツールバーを使っている人の情報しかデータに反映されていないのはもちろんですし、このあたりの年齢や性別情報も、ツールバーのダウンロード時に尋ねられる自己申告のアンケート結果をベースにしたものと思われますので、このデータだけを根拠にするのではなく、他の手段でもユーザ特性を収集し、つきあわせた上で活用すべき情報でしょう。
クリックストリーム(Clickstream)
そのドメインに訪れた人が、サイトに来る前とサイトから去った後にどのドメインのページを閲覧したか、という情報がこのクリックストリームです。
Upstream Sites(上流サイト)は、今調べているドメインに来る「前」にユーザが見ていたドメインが、ユーザ数の多い順に表示されます。
前に訪問されていたサイトは、自社のサイトであればアクセス解析が集めたリファラー情報から知ることができますが、ライバルサイトに関してはわかりません。アレクサのこのランキングを見れば、どのサイトから他社サイトにアクセスしているのか、というおおまかな情報を知ることができるでしょう。広告ネットワークのドメインがランキングに出ているようであれば、どこに多く広告を出し、ユーザを獲得しているか、ということまで推測できる場合があるかもしれません。
Downstream Sites(下流サイト)は逆に、今見ているドメインを見たユーザが、次にどのドメインのページを見たか、というランキングです。
ここにそのドメインの競合サイトのドメインが多く出ているようであれば、ユーザは今調べているドメインでは問題を解決できずに、競合サイトに行ってしまったのかもしれません。
検索エンジンからの流入割合(Search %)
3つ目の新機能は、Traffic Statsメニューの中のサブメニュー、一番右側にある"Search %"で開くことができます。
ここでは、検索エンジンから来たトラフィックの割合の変動をグラフで見せてくれます。過去のどれぐらいの長さについて見るかは、下部のプルダウンで選択することができます。
検索エンジンからの流入は、絶対数ではなくアクセス全体に対する割合(パーセンテージ)である点には注意してください。
投稿者 秋元 : 2009年04月22日 11:00
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コメント
日本ではそれほど利用者がいないですが、海外では支持率高いツールなんですよね。
海外ビジネスを考えている人には、今回の機能拡充はありがたいことではないでしょうか。
投稿者 ペペロンチーノ : 2009年04月22日 13:27