2009年05月01日
横浜市立市民病院に隔離されたことがある
隔離病棟がどんな感じなのかの体験談がどこかにないかなー。
西尾さんにリクエストされたので書いてみよう。新型インフルエンザのニュースで今話題になってる横浜市立市民病院の隔離病棟だけど、実はそこに隔離されたことがある。
卒業旅行のときの話なのでもう相当昔なのだけど、卒業する友人と3人でタイのプーケットに一週間遊びに行って帰ってきた。たぶん3月26日ぐらい。旅行の後半ぐらいからずっと下痢気味だった。
検疫では、例の黄色い問診票を書いたりそれをチェックされたりした記憶はないのだけど、今思えば成田の検疫で出頭すべきだった。(反省。もうしません)
でもまあ、トイレに行く回数が多いだけで調子は悪くなかったので、普通に帰宅した。その翌々日、たぶん3月28日ぐらいに、新横浜の別の友達の家に集まってボードゲームなどして遊んでいるうちに、どうにも便意が我慢できなくなってトイレに篭っていたら、なんか気分も悪くなってきてそこから立ち上がる力も無くなってきた。
自分で頼んだのか友達が呼んだのかわからないけど、友人宅に救急車を呼んで搬送されることに。救急車の中でタイ帰りだと救急隊員に言ったのかな。しばらく無線で話していたあと、病院が決まったと言われて連れて行かれたのが横浜市立市民病院。
便やら血液やらを採取され、診断を受けたあと、「国定伝染病の疑いがあるので隔離病棟に入院していただきます」と言われて、そのまま病棟へ連れて行かれた。
隔離病棟は、廊下側は普通の個室のようなドアがずらーっと並んでいるだけに見える。廊下から見て仕切り壁が2枚あって、それぞれにドア(引き戸だったかなあ)がついている。普通の個室の病棟に、入口に小さな、立てるだけぐらいのスペースがついたような感じ。
仕切りスペースの横の方には、胸の高さぐらいに小さなガラス引き戸がついてて、外側から看護士が食事のトレイを入れて閉め、それを内側から開けて食事を取り出す、という風だったと思う。
また、個室からの横のドアの先にはトイレとシャワーがあった。
# なにぶん昔のことなので詳細は違っているかもしれないが。
隔離されて何をするかというと、特に何もすることはない。食事は前記の小窓から一日三回配膳されてきた。最初が水みたいな粥で、毎回少しずつ米の形がはっきりとしたものに変わってくる。2日目にはもう普通のご飯だったような気がする。
携帯の無い時代(まったく存在しなかったわけじゃないと思うが、まわりに持ってる人はいなかった)、個室に電話まであったとは思えないのでどうやって連絡を取ったか不明だけど、親と妹に連絡し、妹には二日目に雑誌と文庫を数冊買ってきて持ってきてもらった。たぶん看護士に番号を渡して伝言してもらったのかな。
伝染病に詳しいわけでもなく、何の追加情報もなかったので、コレラとか赤痢とかそんな病名が頭に浮かんでは「参ったなあ」と思うばかり。翌々日3月31日には石川県で新人研修のために会社の寮に入る予定で、4月1日には入社式が控えていた。
でもまあ、出してもらえないので食っちゃ寝してた。次の日3月30日に、再度医師の診断を受ける。そこで言われたのが、「伝染病じゃありませんでした。もう帰っていいですよ」という一言。ただの食あたりだったらしい。
拍子抜けしたけど、医師から退院許可証か何かそういうたぐいの紙を受け取り、隔離病棟に戻って荷物をまとめて隔離病室を出た。
病院の会計に行って支払いをしようとしたら、「国定伝染病(の疑い)なので、全部国持ちです」と言われた。ゼロ円。これも知らなかったので驚いた。2泊とはいえシャワーつき個室だし、学生の自炊よりはるかにいい食事も食べてたので、なんか申し訳ないと思いつつ病院を後に。
救急車で連れてこられたのでここがどこなのかさっぱりわからず、病院の地図を見て市営地下鉄の駅まで歩いて、横浜経由東横線で家に戻った。
結局、翌31日の電車(おそらく特急白山)で石川県に移動でき、入社式にも何食わぬ顔で出ることができた。「卒業旅行で伝染病にかかって入社式からいきなり欠勤した新入社員」というキャラクターが立ってたら、今頃まったく違う人生を送ってたかもしれん。
ああそうだ。救急車を呼んでくれた友人宅はというと、僕が運ばれたあとに完全防備の格好をした人たちがやってきて、トイレを中心に僕が居たあたりに白いなにかを振りまいて殺菌していったらしい。
2009年02月26日
父親産休を取得します
当ブログ購読者のみなさま
いつも当ブログをチェックしていただき、ほんとうにありがとうございます。今日はお知らせがあります。
個人的な事情ですが、今日から4月の中頃まで、パタニティーリーブを取らせていただくことになりました。
- 産前産後休暇を取得いたします。予定は一ヵ月半ぐらい
- 当ブログの更新はその間止まります。 (サイボウズ・ラボの他メンバーのブログをぜひどうぞ。)
- 個人のプロジェクト・個人ブログは通常通り運営します。
# 会社に男子産休制度があるわけではなく、有給休暇を使った休みです。
サイボウズグループと育児
サイボウズ本社は子育てやワーク・ライフ・バランスに関してとても充実した制度を持っていることで知られています。ニュース等に載ることも多いのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。
(サイボウズ・ラボは親会社のサイボウズとは別会社で、場所や勤務体系も多少違うのですが、)サイボウズ・ラボでも、これまで保育園の送り迎えや子供の通院を手伝うお父さんを見てきました。
長年安心して働き続けられるように力を入れている、いい会社だなと思います。
男が休む理由
今回、同居人がいろいろと大変な思いをしているのを横から見ていて、自分ができることはなんだろう、と考えた結果、長めの休みを取り、そばにいて出来ることは手助けをしていこうと思いました。
自由な社風のサイボウズ・ラボですが、「毎日会社に来ること」という大原則があります。これは他のメンバー達と顔を合わせて働くことで研究の相乗効果を出すという目的のものです。その基本的なルールがあるため、自宅から社員ブログを更新するというのはなく、思いきって有給休暇を取ることにしました。
個人活動は平常どおりです
個人でやっている仕事やプロジェクトは、在宅でできるものが多いので、通常通り行ないます。
すでに一年以上、週四日は自宅でネットサービスを企画したり、英語ブログのAsiajinの運営をしたりという暮らしを続けてきました。それが週七日になると思います。
よろしければ、当ブログ同様、個人ブログのフィードも購読していただけると、たいへん励みになります。
[追記 2009.04.16] 父親にとっての産休と育児休業の違いについてはこちらでまとめたのでどうぞ。
その後、育児休業の方も取得しています。父親育児休業開始、父親育児休業終了
投稿者 秋元 : 19:00 | コメント (2) | トラックバック
2008年12月26日
金沢で新年オフ会 1/3(土)
今年も仕事納めとなりました。
私事ですが、帰省にあわせて北陸のIT/ウェブ業界の人と会ってみたいと思いまして、同僚の天野さん(id:amachang)とオフ会を企画しています。
北陸の方、帰省で北陸に帰ってる方、もし3日空いてたらどうでしょうか。詳しくは天野さんのはてなダイアリーで。僕のメールアドレスはこのページの右上に書いてあります。
# あくまで私事のイベントなので、会社説明とか勧誘とかはしませんよ。だけど、もしサイボウズやサイボウズ・ラボについて質問したい方がいたらわかる範囲で答えます。
では、みなさまよいお年を
2008年04月02日
インテル ブロガー・ミーティングに参加中
モバイル機器用の新プロセッサインテル Centrino Atomの発表にあわせて行われた、ブロガー向けミーティング(勉強会?)に参加中。
ミニPCやモバイルPCに一般PCに近い処理能力が載ったときに、どのようなアプリケーションがあるといいか、というお題でディスカッション中。こういうのが得意そうな人が何人もいて、面白いアイデアが出てきている。
一般向けのコンテストも近く行われるということ。モバイルでゴニョゴニョする話は日本が得意とするところだし、海外に比べていち早く実現しやすいと思う。
2008年01月06日
今年の正月はずっと開発会(AA-Camp)だった
12月30日から今日1月6日まで、8日連続で自宅に知人を招いての開発会を行った。
この時期、例年は実家に帰省してのんびり過ごしたりするのだけれど、個人で作りたいサービスや、英語ITブログAsiajinの調査や執筆など、溜まっている作業がたくさんあったので、集中的にそれらを進めようと思ったのが目的。
それ以外に、僕が個別に知っている人達を引き合わせるという効果もあった。全部で20人、延べにして44人が参加してくれたので、その中には知らない同士というのも多く、面白いところでネットワークが広まったのではと思う。
[関連]
2007年12月14日
日本発の英語ITブログAsiajinを始めた動機
今回はいつもとちょっと違う、個人的なお知らせエントリです。(告知に使わせてくれてありがとうございます > サイボウズ・ラボ) この後のこの件については、個人ブログの方で書くことになると思います。
昨日、メロートン社の新井俊一さんと、日本とアジアのウェブ業界情報を英語で発信する「アジアジン」という新ブログを正式にオープンしました。
del.icio.usやdiggで応援してくださった方、エントリを書いてくださったみなさま、ありがとうございました。おかげで昨晩はdel.icio.usのトップページに載ることができました。
英語ブログ開設の動機について
これまで二年半、当ブログで海外のネットサービスをたくさん見て、面白いと思ったものを紹介してきました。それらの中には日本語化して日本人にも使われているもの(YouTubeなど)もありますし、日本語化しなくても使われているもの(twitterなど)もあります。英語圏のネットを伝えるニュースやブログは人気が高いですし、海外から日本へは、たくさんの情報が流入しているといえるでしょう。
しかし逆はどうでしょう? 日本にも優れたネットサービスや面白いネットサービスはたくさんあると思っています。しかし、日本から海外へ進出した、というサービスはほとんど存在しません。英語版を作っても、それが海外のユーザに認知されて使われるところまでいかないのが現状です。
その大きな理由の一つは、やはり言葉の壁、そしてコミュニティだと思います。どんなに優れたものでも、英語でそこに「ある」ことを伝えなければ気づいてもらえないことがあります。
インターネットでどこからでもサービスを公開できるのに、実際にはシリコンバレーの影響力がある人の友達づてで推薦されて広まるということも多々あります。(Diggや英語のブログを読んでいると、付き合いベースでの新サービスの広まりというのを感じることがよくあります)
それに打ち勝つには、一つはその中心地に移住してしまうことでしょう。僕も一度は住んでみましたし、世界中から人が集まることでシリコンバレーがさらにパワーセンター化していっているのも確かです。
しかし、今の場所に住みながら、世界を相手にすることは本当にできないのでしょうか? 僕たちは、あきらめてはいません。イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどにも有名なネットサービスやブログは多数あります。韓国や中国、ドイツやフランスなどからも、数は少ないですが英語圏でちゃんとやっているネットサービスはあります。英語で発信し、英語圏のコミュニティに関与していくことで、日本からでもやれる、ということを確かめたいと思っています。
お願い
日本のことを英語で書いているブログは、すでにたくさんあります。最もよく見かけるのは、日本に来た英会話講師が書く日本体験記や比較文化論、最も人気があるのはガジェット・アニメ・マンガなどについてのブログでしょう。日本に住む外国人のブログがやはり多いですが、日本人で英語で発信されている方もたくさんいます。
日本のネット業界についての英語ブログも、少ないですがあります。今回のブログは、それらに+1するものです。このAsiajinだけで何かが解決するとは全然思っていません。英語ネイティブの人が書くより拙いものになりますが、日本人も発信していくことが大事だと思いますので、みなさんもぜひ、+1していきましょう。
仲間募集
Asiajinでは記事を書く仲間を募集しています。僕たちではちゃんと書けないジャンルはたくさんありますので、モバイルネットに詳しい人、投資や買収などに詳しい人、法規制や政府プロジェクト・大学関連に詳しい人など、(まだ気づいてないその他の面白いトピックに詳しい人も!)で興味のある方は、Asiajinのフォームからぜひご連絡ください。
直接英語で記事を書ける人はもちろんですが、日本語で「こういうのを書いたら面白いよ」と元ネタをまとめてくれる人、調査を手伝ってくれる人、英語を直してくれる人など、いろいろな方をお待ちしています。
注意書き
今回のアジアジンは、メロートーン社の新井さんをはじめ社外の人達と協力してやっていくブログということで、サイボウズ・ラボの社員としてではなく一個人として、プライベートの時間を使って運営していきます。Asiajinで書いたことの責任は、サイボウズ・ラボには一切ありません。
ただ、この告知エントリを会社のブログで載せさせていただくことを含めて、サイボウズ・ラボからは大きな支援をいただいています。その恩に報いるためにも、英語圏の読者を着実に獲得し、サイボウズ・ラボのネットサービスも紹介して、一緒に海外進出していければと思っています。
よろしくおねがいいたします。
2007年10月21日
ブログ合宿参加。個人ブログを公開
この週末はプライベートでブログ合宿に参加してきた。場所は東京都大田区にある観月という、いろんな意味で面白い旅館。
ブログやブロガーに関する議論なども多数発生し、非常に面白かった。僕個人のブログ合宿の成果は、個人ブログの開設。
設置して書き始めたのはちょっと前になるけど、ブログシステムの整備とかデザインとかやって、本日公開となった。サイボウズ・ラボの社員としては関係がない、個人としての日常や、一番の趣味であるマンガの感想などについて書きたくなったら、使おうと思っている。
2007年07月20日
Skype Developer Conference明日開催
知人に告知を頼まれたのでぎりぎりだけど紹介。告知を頼まれたのはちょっと前なんだけど色々忙しくしてて紹介が遅くなってしまった。フォームが動いているのでまだ空きがあるのではと思う。
Skype Developer Conference
- Skype連携プログラムの最新開発動向が分かる! -
主催: 株式会社ユビオン
開催日時: 2007年7月21日(土)13:00 - 16:00(12:40より受付開始)
会場: デジタルハリウッド東京本校(御茶ノ水)
詳細ページ: http://www.ubion.co.jp/skype/devconf/20070721/
申し込みページ: https://www.ubion.co.jp/skype/devconf/20070721/reservation/
サイボウズ・ラボからも参加者があるようだ。
2007年04月17日
プライベートをインタビューされた
こっ恥ずかしいのでスルーしたい気もするけど、会社ではなく週末の個人の活動に関して百式の田口さんのインタビューを受けたものがITmedia Biz.IDで公開になった。
ネットもプログラミングも全部“ゲーム”――3分クイズ・秋元裕樹さん
仕事や趣味でひとりで開発している人たちにインタビューしているシリーズもので、過去の記事も人気高いようなので読んだことのある人は多いかもしれない。
僕は個人でそんなにたいしたもの出してないので最初遠慮したんだけど、この社員ブログでは自分のことをほとんど語ってないので(なんといっても仕事だし)、もしそういう面に興味をもっていただけてる人がいれば読んでみてほしい。
リンク先に書いてある内容は、サイボウズ・ラボともサイボウズとも一切無関係なのでそことのところ勘違いなさらぬよう。文句のある人は個人サイトの方へどうぞ。
投稿者 秋元 : 14:22 | コメント (2) | トラックバック
2007年03月27日
ブログ合宿&クチコミの技術&ウクレレ
先週末、開発合宿ならぬブログ合宿というのに参加してきた。
場所は河口湖の合宿所。学校や昔の会社のサークルでよくこのへんに来てたなあ。
クチコミの技術
合宿の最初に、ブログマーケティングについての新刊本「クチコミの技術」を著者のコグレさんといしたにさんからいただいたので、作業の合間に読んだ。
一言でいうと、ブログ界で「インチキのない」口コミ(*)を牽引しているお二人から、ブログ界の外の人に向けたブログマーケティングの入門本。ターゲット読者は、ブログとの付き合い方を悩んでいる企業のマーケティング担当者や、そこに指示を出すような管理職だと思うので、これは売れるという感じだ。実際、Amazonの順位もかなり上位になっているらしい。
この本で書かれているような過去の成功事例やトラブルを知らずにブログマーケティングに乗り出すのは非常に危険だと思うので、ブログで宣伝しろと命令された担当者とかはぜひ読んだほうがいい。それも、華やかな成功例のところばかりにとらわれるんじゃなくて、隅から隅まで。本書の中の自分達に都合のいいところだけ参考にして、まずいブログプロモーションをやったりするのは下の下だろう。
コグレさんといしたにさんは本書でブログマーケティングをわかりやすく解説しているけど、ブログマーケティングが「簡単だ」とは決して言ってない。まじめにやるには根気と時間が必要なのだ。短期的な成果を求めるような状況で中途半端に乗り出すと痛い目にあうと思う。これから読む人にはそういうところもちゃんと読んでほしいなと思った。
(*) 宣伝であることを隠して宣伝するようなインチキ口コミの手法もいろいろ増えているようだ。そういうのは長続きしないとは思うけど
ウクレレ
それから、たつをさんにウクレレを教えてもらった。簡単なやつということで、コード4つだけ覚えて弾いてみたらそれっぽい演奏ができたのでびっくり。はるか昔、ギターが難しくて習得できなかった僕だけど、ウクレレってほんとうにシンプルなんだなあと思った。
ウクレレは5000円もしない、ということもわかったので、すぐネットで注文、今日にはもう到着したので、これから練習しようと思う。
中二部屋
深夜にブログ作業を切り上げてから部屋に戻ってのバカ話が楽しかった。同室の4人が全員マンガ読みだったので深いネタが異常に盛り上がったし。この盛り上がりを忘れずに、美味しんぼとネットで何か書こうという話になっている。もう書いてる人がここに!
ブログ合宿参加者リスト
- いちる@小鳥ピヨピヨ: ブログ合宿、行ってきました。
- いしたにまさき@[mi]みたいもん!: ブログ合宿第2回終了、タッグチーム&2泊がよかった
- エージェントK@カイ氏伝: タグ:ブログ合宿
- kwmr@いい感じ: 今日の一枚:第2回ブログ合宿
- コグレ@ネタフル: ブログ合宿2007“春の陣”まとめ
- [4k]シケ@裏[4k]: ブログ合宿に来ている
- 聖幸@俺と100冊の成功本: 下書きは処女のように、公開後は娼婦のように。2007年ブロガー春合宿
- 田口@i d e a * i d e a
- たつを@たつをの ChangeLog: 週末は第二回ブログ合宿でした
- 徳力@ネットコミュニケーションの視点: tokuriki.com
- としのり@Overlasting::Life: ブログ合宿に参加してました
そしてわたくしこと、
投稿者 秋元 : 15:50 | コメント (2) | トラックバック
2007年03月06日
開発合宿に行ってきた&3分クイズ公開
この週末、idea*idea田口さんとサイドフィード赤松さんの開発合宿に参加してきた。(田口さんの詳細レポートはこちら)
今回とくに何を作るか決めていなかったのだけど、初日の朝に、diggの人気エントリになっていた「10分でアメリカ合衆国の50州を答えるクイズ」を見て、これをユーザが作れたらいいかな、ということでジェネレータを作ることにした。
できたのがこれ。
いろいろ足りない点はあるのだけど、旬のネタは早めに出さないとだめな感じがするし、とりあえずアルファ版として公開する。遊んでみていただければうれしい。
# 開発中バージョンを見てクイズを追加してくれたみなさんありがとう
ちなみに、元ネタサイトは田口さんがやはり土曜朝にidea*idea: テスト本番に強くなれそうなウェブアプリ(多分)で紹介されている。
土日月と作っている間に、オリジナルのデータを変更したバリエーションもいくつか出ている。
[注意]
リンク先の「3分クイズ」は、秋元が個人で休日に作成・公開したもので、サイボウズ・ラボとは無関係です。「3分クイズ」の問題点については、サイボウズ・ラボではなく秋元個人の責になりますのでご了解ください。
[追記]
合宿参加のあきやんはいくつも作ってたみたいだが、その一つが公開されている。
GoogleでYahooを同時検索するFirefox拡張(逆も)
GoogleとYahoo!の検索結果を比較検討するのに使える便利ツールだ。
2007年01月14日
日本のアクセス数トップ500サイト
いまさらながら12月の開発合宿の作成物(の一つ)を公開。
アクセス数を配布したツールバーなどから集めてきたデータを基に推定するAlexaには、世界のトップ500や日本のトップ100というランキングもある。
日本のサイトももう少し下の順位まで見てみたかったので、500位までを取得させている。また、日本国内の順位のほかに、世界での順位も併記するようにしたので、日本のサービスと世界(とくに英語圏)のサービスの規模感の比較もできるのではないかと思っている。
日本語でも英語でもサービスしているようなドメインでは、世界ランキングでは順位が入れ替わることもあるので面白い。
このウェブアプリケーション、もともと11月に出したマッシュアップ本で作成した4つのマッシュアップサンプルの一つを基にしている。「PHP×WebサービスAPIコネクションズ」を持っている方は、サンプルコードをベースに、同じようなものを作って公開することもできるだろう。
各サイトのサムネイル表示には、前の開発合宿でご一緒したイトマサさんのSimpleAPIウェブサイトサムネイル生成APIを使っている。
Googleページランクの計算については、サイドフィードの赤松さんに改良版コードをもらい、それを使った。
また、こちらも開発合宿でご一緒したブレイナーの本田さんが運営されているコンテンツ連動広告のサービスを下に入れてみた。
まさに開発合宿参加記念、という感じか。
なお、Alexaの出すアクセス数やランキングの信頼度については Alexa ランキング―どれだけ信頼できるか― も参考にどうぞ。
[追記] Alexaのランキングで出るのはドメイン名だけなんだけど、そのドメインからドメインの代表的なトップページを得るところをちゃんと作りこんでない。(一律 "www." をつけてるけど、"www."つきではアクセスできないドメインもあるし、del.icio.us のようにサブドメインが代表的なドメインの場合もちゃんとサムネイルが表示されてない) ドメインから代表ページを取得するのってどうしたら簡単だろう? と訊いてみる。
「ヒューマン2.0」感想
かなり遅くなったが、出版記念パーティーに呼んでいただいた書籍「ヒューマン2.0」の感想。
じつは、渡辺千賀さんのブログ On Off and Beyondは僕はかなり前から読んでいる。RSSリーダーも使ってたかどうかというぐらい前だ。
僕が転職でサンフランシスコに移ったのが2002年の初め頃。サイボウズという日本企業の米国子会社ではあったが、アメリカに住むこともアメリカ人と働くことも初めての経験で、ベイエリアがどういうところなのか、同僚たちとはどのようにつきあっていけばいいのか、やっていいことといけないことは何か、といったことを知りたくてネットを探し回った。
そのときに見つけたいくつかの、アメリカ在住の日本人によるブログの中で、ためになり、またもっとも面白かったのが On Off and Beyond だった。(今渡辺さんのブログを見たら2002年の11月が一番古い記事だけど、その前にも別の場所で書かれていたのではなかったかと思う。移転の案内を見た記憶もあるし)
「ヒューマン2.0」は、その面白くてためになるブログから、さらに一番いいところを切り出してまとめられたような本だ。
これからベイエリア・シリコンバレーに行こうと思っている人や、仕事相手であるアメリカ人の行動原理を知りたい人たち、あるいは、シリコンバレー的な会社・チーム運営のよいところ(だけ)を取り入れてみたいと思うような人にとっても、新書一冊でいいとこだけまとまっているこの本は非常にオススメだ。実際にリアルタイムで渡辺さんのブログを読んできて、そこで得た知識で3年半のサンフランシスコ生活を乗り切った僕が言うんだから。
滞米中にお会いできる機会はなかったが、帰国してかなり経ってからこのような機会でお会いできたことは、ファンの一人としてとても良かった。
2006年12月28日
開発合宿最終回に参加してきた
百式田口さんとサイドフィード赤松さんの毎月開発合宿に、有給取って参加してきた。
今回は車二台で6人。ブレイナーの本田さん、pinkmacの小宮さん、Biz.IDの鷹木さんらと、伊豆のリゾートイン今井浜の会議室で、二泊三日の充実した開発+ディスカッションを楽しんできた。
内容については、手抜きながら、いつもきちんとしたレポートを書かれているidea*ideaと、今回取材で参加のBiz.IDさんの記事におまかせ。
毎月開発合宿は今回で最終回ということで、主催で毎回手配・参加の田口さん赤松さんお疲れさま。
突発的な開発合宿はまたあるだろうし、そのときは是非参加したいと思う。また、これまで一緒に合宿したことがない新しい人とも個別に開発合宿とかできればいいなあ。サラリーマンに平日合宿は厳しいという声もあるので、サラリーマン組だけで週末や三連休にというのもいいかも。
[追記 2007.01.19] ITMedia取材の本記事が公開 たしかに口頭で「僕はダメ人間」と言ったけど、そのまま書かれるとインパクトあるな。
投稿者 秋元 : 02:01 | コメント (2) | トラックバック
2006年12月10日
忘年会議2006に行ってきた
昨年に続き、忘年会議に参加した。Yahoo!の人による検索キーワードのトレンド分析、そして全員にプレゼントされた冊子。あと会議のあとの忘年会。とても楽しかった。
2006年11月22日
開発合宿に行ってきた
有給休暇を取って2泊3日の開発合宿に参加してきた。参加者は日本で「開発合宿」のスタイルを定着させた百式の田口さん、サイドフィードの赤松さん、POPFileの日本語化で有名な石原さん。
レポートはidea*ideaで。いろいろなサービスが開発されてたけど、すぐ公開されたのは石原さんの食い探(えらい)。
情報収集能力が溢れ出る田口さんはpop*popというサイトをまた増やしたようで、海外サイトの情報をちゃんと理解して紹介しているところが増えたのはすばらしい。ここの記事は質量ともに最初から飛ばしているなあという感じ。
今回の開発合宿、いくつか個人的に考えていたことを試してみる時間をまとめて取れたのはよかった。その代わりにすぐ公開できる完成品を作ったりはできなかったけど。
毎昼毎夜毎未明の報告会では、来週出るPHPxWeb本のサンプルを順番に動かすデモなんかもさせてもらって、そこそこ好評だった。
PHPxWeb本のほうは、先行刷り出し分が先ほど会社に到着。自分で書いたからもちろん中身は知ってるけど、装丁も含めて実際に手に取れるとまたいい感じ。
表紙裏もブログ色というこだわり。
発売に向けて、明日の休日はサポートサイトの仕上げ作業をする予定。
2006年11月20日
「PHP×WebサービスAPIコネクションズ」発売のお知らせ
ブログ読者のみなさまへ、
PHPの技術書を書きましたので、この場を借りて告知させていただきます。
「PHP×WebサービスAPIコネクションズ」は、PHPによるWebサービスAPI活用本です。
WebサービスAPIを活用した30個の実用的なWebアプリケーションを、平易なサンプルプログラムで解説しています。
この本は、以下のような方々を想定して執筆いたしました。
- WebサービスAPIの技術と実践を学びたいPHPプログラマ
- WebサービスAPIを組み込みたいサイトオーナ
- WebサービスAPIで何ができるのか知りたいWebサイトプロデューサ
- WebサービスAPIの現状や可能性を知り、新しいアイデアを生み出したいアントレプレナー
先行するWebサービスAPIの活用事例の紹介や、今後出すと面白いと僕が思うアイデアなどにも触れ、技術とビジネスアイデアのオーバーラップする領域に興味のある人にとって役に立てばと思っています。
ソフトバンククリエイティブの水上さんには、今回たいへんお世話になりました。彼の励ましと支援がなければ、この本は完成できなかったろうと思います。
背表紙の色は当ブログの配色と同じ、ワインレッド・黒・白です。このブログに興味を持って読んでいただいている方に、自信を持っておすすめします。
書店にて見かけられた際には、ぜひ手にとってチェックいただければ幸いです。配本は来週、11月30日の予定ということです。また、Amazonでは既に予約が始まっているようです。
執筆完了後にも新しいWebサービスAPIが出てきていますし、今回スペースの都合から入れられなかった中にも面白いWebサービスAPIや活用アイデアがありますので、この本が続編が出せるぐらいに売れてくれるといいなあ、と思っています。よろしくおねがいいたします。
2006年11月07日
有名ポッドキャストにゲスト出演した
出演というか、そんなちゃんとしたものじゃないけど、とある飲み会でブログ界の大御所Modern Syntaxのモダシンさんにつかまって、ポッドキャスト録音された、というもの。
モダシンさんおよびネタフルのコグレさんに、サイボウズラボの前はどこで何やってたのか、とかそういうことを訊かれたり答えたり、というそんな内容。興味ない人にはどうでもいい話だけど。もし興味あればどうぞ。
自分で聴いたらアドリブの利かなさに悲しくなった。まあ初めてだから今度機会があれば改善しよう。
それにしても、Modern Syntax レディオショーはリスナー数が1万人突破ということで、けっこう凄いんでないだろうか。日本のポッドキャストってトップはどれぐらい聴かれてるんだろうね。
# 念のため「ブログ界の大御所」でGoogle検索したら、いろいろとたいへんな結果が。誰が、とは言わないけど、どんなだと大御所なのかちょっと自信がなくなった
投稿者 秋元 : 11:02 | コメント (1) | トラックバック
2006年10月16日
古川さんを囲む会
小鳥ピヨピヨのいちるさんにお誘いいただいて、古川さんを囲む会というのに参加させていただいた。
元マイコン少年からすれば、古川さんというのは伝説にも等しい人物。僕が子供の頃、毎月19日には(田舎の本屋は配本が一日遅れだった)小遣い握り締めて古川さん達の作った雑誌を買いにいったもんだ。当時のバックナンバーはいまだに実家の部屋に置いてある。お前歳は幾つだと言われそうだが。
会では座席のポジション取りが悪く、じゃないな、じつをいうと、緊張して話かけられず、遠まきにお話を伺うだけに終わってしまった。とにかく、眼光鋭く、エネルギーに溢れた人だった。話を聞いているだけで自分も何かしなきゃ、と思わされるような人。そんな人だからこそ、大きな仕事を為されたんだろうと思う。
# 古川さん、いちおう所属はサイボウズじゃなくてサイボウズ・ラボです。恐縮です。