2009年04月30日
Facebookの偽サイトに注意
メールで案内が来て、リンクをクリックすると、本物のFacebookじゃなくて fbaction.net という偽ログインサイトに誘導される事件が発生しているらしい。
Firefoxではフィッシングサイト警告が出たけど、IE7ではご覧の通り。ここにうっかりパスワードを入れると、フェースブック上の友人にスパムが送られたり、そのうちパスワードが変更されてアクセスできなくなったりするという。
Facebookからの通知メールを開いた時には、ブラウザのアドレスバーでドメインがfacebook.comであることを確認されたい。
via FBAction.net
2009年04月28日
ESPN.comがコナミコマンドで起動するスクリプトにクラック?される
アメリカのスポーツネットワークESPNのサイトが、クラックされていた模様。サイトを開いた状態でコナミコマンド(↑↑↓↓←→←→BA)+改行、を入力すると、いろいろなユニコーンや虹が画面に現われてたようだ。今は復旧したけれど、Googleにキャッシュが残っている。
twitterでいろんな人が
スクリプトは、cornify.comで配布されているものが使われた模様。クラックされたのではなくて社員や製作者が勝手に隠し挟んだ可能性もあるかも。cornifyのスクリプトを貼り付けたり、ブックマークレットを使ったりすると、自分のサイトや他のサイトをこんなファンタスティックなものにできる。
cornifyをjQueryを使ってコナミコマンドで起動するアイデアは、この人がブログで書いたものが初出のよう。2009年2月の記事なので、これを見た誰かがESPNに仕込んだということか。
[関連]
2009年02月20日
Google Japanが"more"を「その他」に変更
今日見たら変わっていた。
以前から気になっていて、Googleの中の人に話したこともあるのだけれど(たぶん担当じゃない人なので、僕が伝えたから変わった、とは思ってないよ)、Google日本版のページ上部にあるメニューの"more"が日本語の「その他」に変わった。
変わる前はこんな。
平均的日本人が"more"という単語を理解しない、とは思わないけれど、できるだけ多くの人にサービスを利用してもらうには平均を見るのでは足りなくて、横文字はなるべく避けた方がいいと思うし、Google JapanがYahoo! Japanに比べてローカライズが甘いと言われる所以かなと思っていたので、これはいい変化なのではと思う。
# でも"Gmail"を「メール」とか「Gメール」にするのは社内的に難しいんだろうなあ、とも思いつつ。
# "I'm feeling lucky"はいつから無くなったんだっけ。あれも英語のままは無いよなあと思っていたが。
Yahoo! Japanのトップページのほうは、かなりアルファベットを排除しているし。まったく無いわけじゃなくて"My"とか"Japan"はあるけど、"more"よりは簡単な単語だし、わからないと進めないという箇所でもない。
僕は、この違いは両社の成立の違いから来ているのかなという風に見ている。
Yahoo! Japanのほうは、もともと米国から来たブランドではあるけど、日本の資本が大量に入っていて普通に日本の会社としてやっている。そこの社員も特に英語が得意という感じでもなくて、きわめて普通の日本人的な感覚でメニューを決めているし、米国の意向からは離れて自前できめるられる裁量が多そうだ。
それに対してGoogleは、今もそうかどうか知らないけども日本に進出した頃は英語ができることが必須、みたいなイメージで人を集めていた。"more"がページトップにあっても特に問題なく読めてしまうような社員が多くて、かえって英語ができない人や英語を避けたい人の気持ちが実感できてなかったのかなあと。
2009年02月12日
Google Japanのトップページのページランクが9から5に
Googleの社内ブロガーで、検索スパム対策担当としてSEO界では非常に有名なマットカッツさん(Matt Cutts)が、twitterでこんな書き込みをしている。Gen Kanaiさんに教えてもらった。
Google.co.jp PageRank is now ~5 instead of ~9. I expect that to remain for a while.http://google.co.jp/のページランクは9ではなく5になった。これは当面の間続くだろう
同じ会社内で変な話ではあるが、自社であっても基本のルールは厳しく適用する、という姿勢を示すことは、Googleにとってもいろいろこれまで厳しい取締りを主導してきたマットカッツさんにとっても重要なのだろう。
[追記 2008.02.18] Google Japanの説明が出た。
投稿者 秋元 : 11:02 | コメント (1) | トラックバック
2009年01月13日
twitterのfollowerを広告で募集
twitterのソーシャルメディア化、twitterを使っての広告を指南するソーシャルメディア・コンサルタントの跳梁跋扈、毎日出てくるtwitterマッシュアップサービス、など、twitterの人気は止まるところを知らないようだ。
しかし、followしてもらうためにAdWords広告を出すというのは、どうなんだ。そんな価値のあるものなのかfollowersって。
広告コピーが英語としておかしいんだけど、「twitterの使い方を学ぼう。XXXをフォローして」みたいなつもりらしい。
2008年12月22日
炎上したコンチネンタル機からの第一報は脱出者のtwitterだった
こりゃすごいなあ。
事故はこれのようだ。昨日アメリカのデンバー空港で、離陸に失敗して炎上し、全員が奇跡的に脱出したとか。
asahi.com(朝日新聞社):離陸失敗し炎上、38人重軽傷 米でコンチネンタル機 - 国際
twitter名2drinksbehindことMike Wilsonさんの第一報はこれ。「なんてこった。クラッシュした飛行機に乗ってたんだzえ俺!」
http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/twitter-reports-denver-crash.png">
このマイケル・ウィルソンさんは、脱出の際にメガネを落とし、事故処理を撮影してアップロードし、脱出後2時間以上たってもコンチネンタルのラウンジに「飲み物も出されず」拘束されていると愚痴をこぼしたりしている。
その後、他の乗客から聞いた話とかを足しつつ、機内から事故がどう見えたかとか離陸中の飛行機が高速で横流れしていく様子、クラッシュの後右側のエンジンが熱くなっていくのを感じて左側の脱出口を開けて翼の上を渡って脱出したこと、など細かく書かれている。(今の時点では2ページ目) ちなみに彼のMacは「飛行機と一緒に溶けたんじゃないか」ということ。
このひと、一晩寝たあと、また空港に行ってコンチネンタルの代替便に乗り、ヒューストンまで飛んだみたいなんだけど。すごいな。
via Mashable
2008年08月12日
twitterがfollow数の上限を導入。スパム対策と思われる。2000人という人が多い
twitter blogで新しい"Follow"スパム対策がほのめかされた後、followしようとしてtwitterが新たに設定した上限に直面したユーザが何人か現われているらしい。("hit my following limit"というメッセージがでるとか。日本語メッセージはどんなのだろう)
followができなくなった、と書いているブロガーの多くが、2000人が上限だと書いているみたいだけれど、実際のところは、その人がどんなtwitter活動をしているか、によって上限値は変化するらしい。オフィシャルからの回答によれば。
2000人もfollowしても、2000人分のつぶやきを読める人がそんなにいるとも思えないので、サーバ資源の無駄遣いを避けたい運営側としては上限はやむを得ないようにも思う。近況を知るためではなく、友達の証として、とか、人数を増やすこと自体を楽しみとして、みたいな人も多いのかも。
ソーシャルサービスの友人の上限は、現状こんなところか
サービス | 友人(やその他の接続)の上限 |
---|---|
Mixi | 1000 |
5000 | |
2000? (ユーザによって変動あり) |
via GigaOM
[関連]
twitterで7000人にフォローされる方法。あるいはtwitterスパム注意報
twitterの被フォロー数が減少中。スパマー追放によるものか
2008年07月09日
twitterで7000人にフォローされる方法。あるいはtwitterスパム注意報
twitterを使ってる方も多いのではと思うのだけれど、みなさんはユーザーjmcoonをフォローしてたりしないだろうか? twitterではfollowスパムの活動がひどくなってきているようだ。
twitterでは、他のユーザをfollowすることで、その発言(tweet, つぶやき)を自分のページで読むことができる(API経由でツールで読むときも同様)。
多くの人にfollowされている人は、twitterでつぶやいただけで多くの人に意見やリンクを紹介できる、ということで、その影響力を表すためにfollowerの数をランキング化するtwitterholicのようなサイトも存在する。
本当の有名人(Digg創業者のケビン・ローズさんとか、大統領候補のオバマ氏)は、4万人を越える購読者(followers)が実際についている。しかし、人気があるからfollowers数が多い、を逆用して、followersの数を増やすことで自分の人気を大きく見せようというスパム・ユーザは以前から登場していた。
まず登場したのは、followされると必ず(相手を確認せず)followし返すようなユーザが一定の割合いることを利用して、とにかくたくさんfollowする、というものだ。
相手も確かめずにfollowし返す人なんてそんなにいるのか? と思うかもしれないが、約20%、つまり5人に一人は知らない相手でもfollowされるとfollowのお返しをするという実験結果がある。
このルーマニアの学生Stefan Tanaseさんによって行なわれたという「実験」も、実験の名を借りたスパムという気もしないでもないが。彼は、こむらおせん(Osen Komura。小村お千?)という着物姿の女性のアイコンのtwitterユーザを放って、4万人を越えるユーザをフォローさせている。このOsenにフォローしている人数が8000人超であることから、上記の「5人に一人はfollowをオウム返しする」という結論となる。
# ちなみに、Osenはtwitterholicのランキングからは外されている。
この手法で、プログラムにユーザのfollow先を辿らせるなどして、大量の知らないユーザをフォローするスクリプトが多数登場した。
そうなると、20%のユーザの中にも、相手がそういうフォロー返し目的のスパマーじゃないか確認する人も出てくる。followしてきた人のページを見に行って、followingの数が数万、数十万だったときには、「無差別にfollowしているんだな」とわかってfollowをし返さないユーザも増えてくる。
それに、ブログでは、followingとfollowersの比率が重要なのでは、という意見も出てくる。たくさんfollowしていればたくさんfollowersもできるのは当たり前で、followしてないのに人からは多数followされているような人が有名人なのでは、と言う主張も出てきた。
そこでスパマーjrmoonの登場である。
この14歳の少年は、友達3人といっしょにスクリプトを用意し、数万人を自動followさせることで7000人のフォロワーを獲得した。そのことをうまく隠蔽して自分を重要人物に見せるために、followは小出しに行なってfollowingの数が増えないようにし、さらに相手からfollow返しを受けるとすぐに自分のfollowは切ることで、常に「ごく少数しかfollowしていないのに何千人からもfollowされている、ネットの超有名人によくあるパターンのfollowing/followers数」を見せたようなのだ。
ユーザフィードバックを受け付けるサービスgetsatisfaction.comでも、このJmcoon問題は長く議論されている。
Jarret Moon少年はtwitterから一旦はブロックされたようなのだけれど、そのあとアカウントは再開されて、前ほどではないけどやはりランダムなfollowとfollow停止を繰り返しているようだ。どこからがスパムかとか、スクリプトでやってるに違いないと思っても全部手でやったと主張されたらどうするのかとか、twitter運営側の対応も難しいのかも。
7000人超のfollowersを集めたjcmoonは、前述のtwitterholicでも63位(今日付け)にランクされている。今日の数字では被フォローが7016人に対してフォローが26人!だ。
この問題は(1万人に1人でも買われれば儲かる)スパムメールと同じだ。自動的にfollowを返す人が居なくならない限り、twitter followを大量発行するスパマーは増えていくことがあっても減ることはないだろう。そして今20%もの人が「follow返し」をするのだとすると、これが0%になる日は来ないように思う。
購読しない限りメッセージは来ないからスパムとは無縁、というのがマイクロブログの既存メッセージングシステム(e-mail等)に対する利点だったはずなのだけれど、ネットワーク構築時の通知メールを無くすのも難しいだろうし、どう対処してよいのだか。
p.s. おおそうだ。影響力を上げるために(笑)、僕のtwitterのアカウントを紹介しておこう。
[参考]
http://www.doshdosh.com/how-to-get-more-twitter-followers/
http://valleywag.com/5019585/how-to-make-an-easy-1000-++-sell-your-twitter-background
http://valleywag.com/5019652/yahoo-spamming-twitter-to-promote-live-video-service
[Update 2008.07.28] TechCrunchで、twitterの脆弱性を利用して勝手に他人にfollowさせるユーザが登場した、というレポートが出た。followされた数を上げるためにスパマーがテクニックを競っているような状況になってきた。
2008年06月16日
twitterの被フォロー数が減少中。スパマー追放によるものか
6月13日頃から、twitterのfollowersが現象したという報告がtwitterで散見されたらしい。
followersの数が減っていることに気づいたユーザが多いようで、中には「何かremoveされるようなマズイ発言をしたのでは」と心配してる人もいる。しかし、明らかな友人が多数減ったり、ということではなくて良くわからない、知らない人が減っているっぽい、ということのようで、どうもtwitterを使ってスパムメッセージを送ってるようなスパマーが排除されているのでは、という話。
VentureBeatがtwitterの共同創業者Biz Stoneに問い合わせたところ、「本当かい? 調べてみるよ」というなんだか適当な返事しかもらえなかったそうだが、twitterの性能問題などを解消するために雇われたPivotal Labsという会社がtwitterのための仕事に着手したから、という予想もあるそうだ。
2008年05月19日
Googleストリートビューに写った別の撮影カー
Google Street Viewは、四方を撮影するカメラを積んだ車を道という道に走らせてまわることで道路とその周辺を撮影し、Google Mapsに路上の様子を表示するという、力技的なサービスだ。
このビューが見られる都市が少しずつ増えていることから、撮影隊がアメリカのいろいろな都市を回っているのは確か。
これまでも、この撮影専用車の写真や目撃情報はネットに出ていたけれど、今回のはGoogle Street View自身にこの撮影カーが映っているのが発見されたというもの。よく見つけるもんだ。
映ってるということは、同じ地域で二台以上走らせて同時に撮影したりもするということだね。
[追記 2008.05.21] コメント欄でご指摘の通り、建物の窓に反射して撮影車が映ったものでした。
via Digg
投稿者 秋元 : 07:54 | コメント (6) | トラックバック
2008年05月10日
パンゲアデイ
2007年9月14日にご紹介した、世界各地から集めた短編映像を世界のみんなで同時に見るというイベントパンゲアデイ(Pangea Day)が、日本時間では明日5月11日(日)の朝3:00-7:00に行なわれるようだ。
ネットと動画配信を組み合わせた世界規模のイベント、ということで興味深いものになると思う。東アジアには中継元の都市もないし、放映の時間帯も厳しいのが残念(はじまりがアメリカのイベントTEDだからね)だが、写真を送れば世界中から送られた写真と一緒に公開されるようだし、集まって中継を見るようなイベントも日本の各所で企画されている。
配信をライブで観るための注意書きはこちら。
パンゲアデイのトレイラーはこちら。日本語字幕つき。
[追記] 今2時間前だが、中継のページが見えるようになっていて、そこでは開始までのカウントダウンが始まっている。7つの言語を選べるようになっているけど、残念ながら日本語はなかった。
2008年05月09日
ボットネット地図
ボットネット(botnet)といえば、ウィルスに罹患したパソコンを束ねて、迷惑メールの発信やDoS攻撃を行なう組織されたコンピュータネットワークのこと(詳しくはWikipedia)
ボットネットに参加させられているコンピュータの間のつながりをグラフにして、Google Maps風のインタフェースで見せているのが今回のボットネット地図。
作者のDavid Vowelさんは、他のボットに対して指示を投げる指令ノード(C&C)を1000個、2ヶ月間に渡ってモニターし、このデータを集めたという。
地図の下側には9つの特徴的なノード/グループが抜粋されていて、クリックするとそれに関する解説が読めるようになっている。
一つのドメインに、二ヶ月に渡って大量のIPアドレスが割り当てられて、そこではボットと通信するためのIRCサーバが動いていたという。
via CSO Online
2008年03月03日
世界のインターネット接続図
IPv4ネットワーク上で2週間かけて収集した通信データから、ローカルなISPやバックボーン側のノードなどの間の通信を、地球の外周にあわせて配置した図がこれ。CAIDAという団体によるもの。
東京は左上、右手がヨーロッパで、下がアメリカになる。
2007年12月09日
4ちゃんねる掲示板での殺人予告で逮捕者
via reddit
ロスアンゼルス、ビバリーヒルズのショッピングセンターでの銃の乱射を予告したオーストラリアの男性が逮捕された、というニュース。(他)
この20歳の哲学科の大学生Jarrad Willisは、日本の2ちゃんねる等の掲示板の影響を受けて作られた(*1)4ちゃんねる(4chan.org)で、ショットガンを持った男性の画像を添えて事件を予告していた。
男性は2時間の尋問のあと解放されたそうだが、捜査に10万豪ドル(約1000万円)かかったというLA警察はこの男性に補償を請求する意向だそうだ。
記事中での4chan.orgは、「バージニア州をベースとする、日本漫画に興味を持つ人達のための掲示板」と紹介されている。数日前に「4ちゃんねるで受けている100個の画像」というページがDiggの人気ニュースとなっていたが、これを見ると掲示板の雰囲気もつかめるかもしれない。
2ちゃんねるを真似た海外のサイトとしては、他にロシアの2ch.ruなどもある。
(*1) 4ちゃんねる自身は「ふたば☆ちゃんねる」の模倣であると宣言している。
投稿者 秋元 : 15:48 | コメント (8) | トラックバック
2007年12月08日
アルファブロガー・アワード2007
昨晩行われたアルファブロガー・アワード2007の表彰式を見に行ってきた。
昨年選んでいただいたことから、3つのブログを推薦したわけだけれど、そのうちの一つボーガスニュースが15のアルファブロガーの一つに選出された。僕だけが推薦したわけではないけど、他にもボーガスニュースが面白いと思い、投票もされたという方がたくさんいたのだな、と嬉しかった。
もしお会いできたら嬉しかっただろうけど、たぶん会場には来られてないと思う。ひょっとすると推薦されたことも受賞したことも気にしてないか、下手をすると嫌と思われてるかもしれないけど、まあいいや。
あと二つ推薦した、俺たちの起業、とRauru Blogは、残念ながら15個には選ばれなかった。
でも、この二つは僕にとって「マイアルファブロガー」であることに変わりは無い。
中川さんにはいつかお会いして、いつも元気づけられるブログのお礼に中華でもご馳走したいものだ。iPhoneも入手されたようなので一安心。
Rauru Blogの方は、あいかわらずかそれ以上の勢いで、好きな人にはたまらない興味深い話が毎日のようにエントリされている。当ブログを面白がってくれている方には、ぜひお薦めしたい。
こうやって、いつも勉強させてもらっているブロガーのみなさんに、おおっぴらに感謝を述べる機会を得られたことも、今回のイベントが僕にくれた「いいこと」の一つだった。
ブログやコメントや投票などで、6000票のいろいろな「感謝」や「感想」が表明されたことも、一つのお祭りとしてとてもよかったと思う。
あと、賞や表彰式についての他のブログの感想を見てると、イベントに対する健全な批判も不健全な批判も出てきていて面白い。読んでいて思ったんだけど、なにも「いいブログを見つける」作業はアルファブロガー事務局の独占権じゃないし、不満のある人が「お気に入りのブログ」を表明したり感謝したり応援したり選出したりできる対抗企画を、他にもどんどんはじめたりするのがいいんじゃないかな。
[参考] 受賞者リスト
- yosyanさん『新小児科医のつぶやき』
- 大杉 謙一さん『おおすぎBlog』
- medtoolsさん『レジデント初期研修用資料』
- 天漢日乗さん『天漢日乗』
- 貞子さん『貞子ちゃんの連れ連れ日記』
- 葉玉 匡美さん『会社法であそぼ。』
- bogusnewsさん『ボーガスニュース』
- パルモさん『ザイーガ』
- 美爾依さん『カナダde日本語』
- 山口 利昭さん『ビジネス法務の部屋』
- りばてぃ♪さん『ニューヨークの遊び方』
- ktanotakeshi55さん『中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら』
- geekさん『アキバBlog』
- coodooさん『DIGITAL DJ』
- kitihantai555 さん『ちゅら海をまもれ!』
2007年12月06日
SNSで彼氏をフッた女性のアカウントが炎上
via digg and BOINKOLOGY
なんて今風なんだ。
とある27歳の女性ネットユーザ、サンドラが、アメリカの巨大SNS・Facebook(フェースブック)のステータスのところに「サンドラはウィルに、(二人の恋人)関係は終わったと公式に知らせた」と書くという方法でボーイフレンドに破局を告げたらしいんだけど、
もともと万人に公開されてるステータスに書いたものだから、見た人がどんどん広めていって話題になってしまったようで、ついにはソーシャルニュースサイトDigg(ディグ)のトップストーリーになってしまった。
Diggユーザたちは、サンドラのFlickrアカウントを発見し、過去の写真を一つずつ持ってきては彼女の人となりについて痛烈な批評(歳のわりに行動が幼いとか、そういうの)をはじめだし、Diggのカウントは1000を軽く越えた。
さらに、サンドラのFlickrアカウントを(おそらくフラレたボーイフレンドの方に共感した)誰かがハックして、そこにある写真を適当な別の写真に置き換えてしまった。こんなふうに。
今は、FacebookもFlickrでもサンドラのアカウントごと消えてしまっているようだ。
どこでもやってることは同じなんだなあ。
[追記]
MySpaceとblip.tvからもアカウント削除、いろいろなサービスのアカウントを消してまわっているもよう。たいへんだ。
投稿者 秋元 : 11:46 | コメント (2) | トラックバック
2007年12月05日
アンチ・ネットバブルビデオ
via del.icio.us/popular
おもしろい。
[追記]
2007年11月05日
アルファブロガーアワード2007の推薦をした
役に立つブログの発掘を行うというアルファブロガーアワード2007で、前回受賞者として3ブログのノミネートを依頼され、推薦させていただいた。
リンク先に推薦の弁も載せてある。自分の場合は、メールでも面前でも、まったくあったことがない人(というか、3つのうち2つは匿名ブログらしいので会いようもないのだけれど)を選んだ。知ってる人ので面白いブログというのももちろんあるのだけれど、なるべく疎遠な方を推薦していくことで広くばらけたブログ/ブロガーが増えていくといいのかな、と思って。
先日ブログ合宿に行ったときに、自分のRSSリーダーの購読リストから20個ほど賞の趣旨に合いそうなものを選び、合宿の一晩をさんざん悩んで推薦文を書きつつ選んだ3つ。まあ一人の推薦では意味も小さいかもしれないけれど、他にも面白そうなブログを知ってそうな人たちが選んでくれた3つが多数集まり、壮観なリストを作っている(まだ増殖中)のではと思う。
やっぱり、他の方の推薦されたブログにも、自分も入れようか迷ったものやいつも読んでいるものもあるけれど、それ以上に知らなかったブログや、記事単位では見たけどそういう性格のブログだったとは知らなかったブログ、などいろいろあって、リスト自体が面白いと思ったし、また購読するブログが増えてしまった、という感じだ。
もちろん、日本ブログ大賞とかベストブロガーコンテストとか読者ブログアワードとか、ブロガーやブログを選ぶコンテストなんていくらもあるみたいなので、そっちのほうが面白いリストが出るなと思う人はそっちを見ればいいかと思う。ブログなんてみんな勝手に書いてるだけなんだし、それこそ自分でもっといいリストを作って公開してもいいわけだし。いくつもある|できるであろうブログリストのひとつとして、今回のノミネートはなかなかいい線いってるのでは。
2007年10月05日
日本語版IE7のWindows Updateの誤配信について
今朝のエントリで紹介したIE7の更新配布は、日本版に関しては手違い、ということで終了した。daibaさん、Internet Watch、ありがとう。
少なくとも4,5時間は配布状態になっていたのだけれど、どれぐらいの人が予定されてなかったIE7へのアップグレードをおこなったのだろうか。自動更新をしてる人が更新の頻度や時間をどれぐらいにしてたかによるけれど、ブログなどで「IEが勝手に7になった」とかいうのをそんなには見かけないから、意外に大丈夫なのかもね。企業ユーザは必要なら更新がブロックされるパッチを入れてるはずなんだっけ?
まあミスはミスとして、日本でのIE7の自動更新配布が当初予定通り2008年以降未定、ということになると、欧米ではIE6がほとんどIE7に置き換わるのに、日本では現状維持でIE6が主流、という、ブラウザシェアの状況の差が、少なくとも3ヶ月間(未定だからもっと長い可能性も)は発生することになる。
今もIE5を使ってる人が消えないように、IE7に移行したからといって古いブラウザのサポートがすぐ不要になるわけではないけれど、IE6がより長く残っていきそうな日本語向けのウェブデザイナーやJavascripterは、欧米のそれよりもたいへんかもしれない。
2007年09月28日
Google Maps等でナチス・ドイツのマークに見えるアメリカのビルが改修されることに
Google Mapsなどの名所としてこれまでにも話題になっていたが、鉤十字(スワスティカ)の形をしたアメリカのビルというのがある。鉤十字は第二次大戦期にナチス・ドイツが使ったマーク、ハーケンクロイツの元となったマークでもあり、特に欧米では問題視される形だ。(逆周りでおそらく仏教の影響から使われたマークの載ったポケモンカードが回収された事件とかあった)
この建物、カリフォルニア州lコロナドにある、海軍特殊部隊(Navy SEALs)の訓練施設らしい。
CNNの最新のニュースによると、このビルの形についてのあまりに多くの抗議を受けたアメリカ海軍が、60万ドル(6500万円)を使ってこのビルを鉤十字に「見えなくする」工事をすることになったそうな。
別にわざとデザインしたわけでもないし、以前だったらこんなの誰も気づかなかっただろうし、よく見たら中央部分は繋がってなくて、L字の建物が4つあるっていうだけなんけれど、いろんな会社が航空写真サービスを大衆化してしまったせいで、思わぬところに影響が出たということか。
[関連]
2007年09月14日
Pangea Day パンゲア・デイ
via del.icio.us
ちょっと前にGoogleがGmailのプロモーションとしてやった、GMailのロゴを映したビデオを募集して映画を作るGmail リレーストーリー ビデオという企画があったけど、それに似た話。
来年2008年の5月8日をPangea Day(パンゲアは昔あったとされる大陸の名前)として、世界中をつなげてのフィルムイベントをやるらしい。
「寛容と共感」をテーマにということなので、反戦・平和を訴えるようなものなのかな。トップページの予告フィルムには日本語の字幕もついていた。
で、これもGMailのプロモーションと似ていて、世界中の人から集めた短い映像をつなげて、大きな映像とし、それをいろんな手段で世界中に流して一斉に観よう、というもののようだ。
sample filmsでは、既に撮られている一本5分以内のサンプル映画が何本か見られる。まだ締め切りまで間があるようなので、世界に自分の映像を問いたい人とかは参加するのも面白いかも。
投稿者 秋元 : 18:43 | コメント (1) | トラックバック
2007年08月03日
記事に適当な写真が添えられていても、結構気づかないものかもしれない
via Japundit
新華社通信の英語版にある記事らしいのだけど、動脈硬化を引き起こす遺伝子の発見がどうとかいう記事についてる頭部X線の写真が…
[追記] 問題のニュース記事から写真が消されたようだ。
2007年07月25日
サンフランシスコの停電でデータセンターと著名なサービスがダウン中
via Mashable
サンフランシスコのSOMA地区(Market Streetの南側、野球場のほう)で2万人(3万世帯という話も)に影響する停電(1,2分の停電が数回)が発生したようだ。その影響で当地のデータセンターに不具合が発生。365 Mainというデータセンターが丸ごと影響を受けたようで、止まったサービスの多くはここに入っていたらしい。
Mashableが上げていたサービスのリストは以下。もう復旧しているのもあるが、まだメンテナンスページを出していたりサーバが応答しないものも。
Livejournal, Vox, Typepad (シックスアパートはtwitterで復旧状況を報告中)
Netflix (訂正: この停電と無関係に止まっていたらしい)
[追記]
laughing squid では、止まっていたサービスのエラーページ等を多数紹介している。また、全国紙USA Todayのブログ(Typepad.comを使っていたから)、Current TVやセカンドライフのサービスにも影響があったとのこと。
[2007.07.28 追記]
O'Reilly Raderで今回どうしてバックアップの電源システムがうまく働かなかったのかの解説をしている。自家発電への切り替えが間に合わなかったセグメントがあり、それがより多くのセグメントを巻き込んでしまった、ということなのかな。対策の設計はされていたけれど完全に回避するのは難しい、という結論を(この記事では)出している。
2007年02月27日
1899年生まれの世界最高齢ブロガー
オーストラリア、シドニー在住、今年で107歳になるオリーブ・ライリーさんが始めたブログがdiggで話題になっていた。
1899年10月20日生まれだそうだ。19世紀だよ。まず世界最高齢ブロガーだろう。
さすがに自分でサイトを作ったわけではなく、友人のマイクによる口述タイプブログではあるらしい。
最初のエントリはクリスマス旅行の思い出、二つ目は近所の雑貨屋についての話だ。
2007年01月07日
出会い系で知り合った女性が美人じゃないことに絶望して自殺した少年
via digg
中国の黒竜江省林口県からのニュース
17歳の少年が、ネットで仲良くなった「自称19歳の美人」に電車に乗って会いに行ったところ、実は相手が10歳以上年上だった上に美人でも無かったことに失望し帰宅。食事も取らず部屋に篭っていたところ、件の女性が家まで電話をかけてきたことで親にもすべてがばれ、翌日首を吊って自殺したという。
年齢詐称は良くないと思うけど、「美人じゃなかった」で自殺された女性のほうもたいへんだわなあ。
少年はネットカフェでネットにアクセスしていて、QQというチャットサービスを使っていたらしい。QQというのは中国でかなり人気のあるインスタントメッセンジャーサービスだったと思う。
[参考] 美女变恐龙小小少年失望自杀