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ネットのマーケティング

RSS か “Web Feeds” か

「RSS じゃシロートはわからん。Web Feeds と呼ぼう!」というマイクロソフトの提案に、RSS の父 Dave Winer が「RSS は RSS だ。変な名前で呼ぶな」みたいな反発をしている。 eWeek の記 […]

「RSS じゃシロートはわからん。Web Feeds と呼ぼう!」というマイクロソフトの提案に、RSS の父 Dave Winer が「RSS は RSS だ。変な名前で呼ぶな」みたいな反発をしている。

eWeek の記事 RSS Is a Label We Don’t Need to See では、単なる技術の名前である RSS から、わかりやすく大衆化しようとするマイクロソフトを支持している。(やり方がまずい、とも書いているが)

謎の略称よりは feeds のほうが多少は意味があるかもしれないけど、それだけのことなら表記が二つに分裂する(今でも RSS とか XML とか分裂してるが)危険を冒してまで変えないといけないものなのかな。日本人からしてみれば、RSS でも Feeds でも新語であることには変わらない。英語的には “feed” と言われるとすんなり理解できる、というならそれまでだけど。

これまでのブックマーク/お気に入りが、ウェブサイトの新着情報があった場合に、勝手に新着情報を整理して並べてくれるところまでいけば、つまり、すべてのブラウザには標準で何らかの RSS リーダーがついているような状況になれば、ページに RSS ボタンを表示する必要も、ブラウザとは別の RSS リーダーを用意することも、なくなるような気がする。

Firefox の Live Bookmark なんかも近いけど、IE7 でそういうことまで含めて Web Feeds と言っているのなら(ちゃんと追ってないので知らんけど)、RSS は Geek のものではなくなるし、存在を気にもしなくなるようになれるんじゃなかろうか。

「RSS か “Web Feeds” か」への4件の返信

基本的に賛成です。

IE 用の Live Bookmark のようなもの (「お気に入りナビ」, http://www.mobirus.com/products/fnav) を作っていた立場からすると、お気に入りに統合されたとしても、名前はほしいです。

「このサイトは○○機能に対応しています」
「このソフトは○○です」

などと、名前を使いたいケースはあるので。

機能に名前がないといろいろ困るということには消極的に賛成です。だから以下は与太、それも無茶な与太なんですが、

初期のブラウザに「戻る」や「リロード」がついても、『「戻る」機能がつきました』なんて言っていたのは一瞬で、全ブラウザがその機能を持てばその機能名については気にされなくなりましたよね?

RSS フィードへの対応機能を持つのが「お気に入り」としてあたりまえ、全ブラウザが持ってる、ぐらいの状況になれば、名前について議論するまでもなく、フィードというものが普及したことになるのかな、という。

最終的に名前がなくなる、というのに賛成です。
ただ、Web フィードはブラウザの機能ではなく各ウェブサイト側の対応が必要なので、普及するまでの間の名称は必要かと。

個人的には「Web フィード」とかいうマーケティング用語よりも、「Subscribe」をどう訳すのか、というところが問題だと思います。「購読」だとダメでしょう。
#「戻る」が「直前ページ表示」ではありえないように

お気に入りの機能がいつのまにか増強されている、というのが僕の好みなので、そうすっと Subscribe は 「お気に入りに追加」かなあ?

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