Ajax は難しい? AHAH ならどうだ
AHAH は Asynchronous HTML and HTTP の略で、Ajax の Javascript と XML の部分を素の HTML に置き換えた、Ajax のかけそばみたいなものだ。
AHAH (アハー、と読むのだろうか)は、Ajax の簡略版と言える。提唱者の主張するその特徴は、
- XML スキーマとか考えないことでデザインが高速にできる
- 現行の HTML を再利用でき、新たにウェブサービスを作る必要が無い
- すべてのデータはブラウザで見える形でやりとりされ、デバッグやテストが簡単
- HTML はページの DOM に直接埋め込める形で返されるので、パーズが不要
- HTML なので、デザイナが CSS で直接フォーマットできる。XSTLT でプログラマーが整形するよりいい
- 処理はサーバ側で行われるので、クライアント側でプログラミングは無い
サーバ/クライアント間のデータ転送を、無駄に XML や JSON などで行っているケースは、Ajax の利用ページの中でもそれなりにありそうだ。この AHAH のようなケースも、Ajax の一例と言ってしまっていいと思うが、もっと楽できるところは楽しようよ、という提言としての意義があるのではないか。