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非CSSのデザインをCSSデザインにする会社

XHTMLized では、一画面分のウェブページを送ると、一週間以内に XHTML/CSS で同じデザインを作り直して返送する、という単機能に特化した有料のサービスを提供している。 「非CSSのデザインをCSSデザインに […]

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XHTMLized では、一画面分のウェブページを送ると、一週間以内に XHTML/CSS で同じデザインを作り直して返送する、という単機能に特化した有料のサービスを提供している。

「非CSSのデザインをCSSデザインにする『ネットサービス』」だったらすごいなあ、と思うが、残念ながら人力。さすがにプログラム的にそれを実現するのは難しいと思う。

一般のサイト訪問者から見れば、CSS デザインであろうとなかろうとたいした違いはないが、提供者側からみた多数のメリットを考えると、今からサイトを作るときに CSS デザインにしないことは考えにくいだろう。

  • コンテンツ製作者がデザインを気にする必要がなくなる(分業による効率化)
  • デザイナーがコンテンツを気にする必要がなくなる(分業による効率化)
  • 将来のデザイン変更にかかる工数の削減
  • コンテンツ追加時のデザイン再利用(工数削減)
  • 検索エンジンにコンテンツがより認識され、上位表示につながる
  • デザインの分離により、音声読み上げブラウザなどでも理解しやすいコンテンツに
  • 分離CSSのキャッシュによるページ表示の高速化

しかし、ウェブデザイナ側に旧来の製作手法しか知らない人が依然多いのも事実。ウェブ全体としては、CSS デザインへの移行は非常に緩やかだと言える。

ここで、サイトの代表的なページを一つ、XHTML/CSS 化してくれるこのようなサービスにまかせれば、現在の旧スタイルを、どのようにすれば CSS デザインに変更できるのか、自分のサイトで対比を知ることができるため、デザイナが覚えながら移行をするためにも非常に使えるのではないかと思う。