イギリス英語とアメリカ英語 on Google Trends

いちおうイギリスとアメリカで仕事してたことがあるので、イギリスとアメリカで言い方が違う単語、というのがかなりある、というのは知っている。

"British American English"などと検索すると、違いを解説したサイトがたくさんでてくるので、イギリスとアメリカで異なる単語のリストはいくつも手に入れることができる。たとえばこのサイトとかから、いくつか抜き出してみよう。

意味 アメリカ イギリス
駐車場 parking lot car park
色 color colour
クッキー/ビスケット cookie biscuit
ショッピングカート cart trolley
映画 movie film
秋 fall autumn
ズボン pants trousers
セーター sweater jumpere
休暇 vacation holidays

ただ、単語によっては、TVや映画などの影響で、アメリカ英語でもイギリスで通用するものもあるし、しないものもある。感触としては、イギリス人は「アメリカではどう言うか」を知っていることが多い(ハリウッド映画やTVドラマの輸入で嫌でも気づかされる)のに対して、アメリカ人はイギリスでどう言うかは知らないし、気にしてない。

どの単語だと反対側の国でも通用するのか、みたいなことは、イギリス人やアメリカ人の個人を捕まえて訊いてみたところで、個人の経験からではなかなかわからないだろう。

Google Trends を使うと、そんな微妙な分布が見えてくる。それぞれについて、Google Trends で検索し、"Region"で国別分布を見てみると、

意味 アメリカ イギリス Google Trends
駐車場 parking lot car park Google Trends
色 color colour Google Trends
クッキー/ビスケット cookie biscuit Google Trends
ショッピングカート cart trolley Google Trends
映画 movie film Google Trends
秋 fall autumn Google Trends
ズボン pants trousers Google Trends
セーター sweater jumpere Google Trends
休暇 vacation holidays Google Trends

くっきりと「アメリカでしか通じない単語」「イギリスでしか通じない単語( trousers, biscuit とか )」というのが出る他にも、「イギリス英語だと思われてたけどアメリカでもそれなりに使われていそうな単語」みたいなものもあることがわかる。

また、「オーストラリアはイギリス英語」「カナダはアメリカ英語+ちょっとイギリス英語」「インドはイギリス英語」みたいなよく耳にするおおざっぱな解説が、実際どれぐらい本当なのか、というようなことも追跡できそうだ。

Google Trends が日本語にちゃんと対応してきたら(もちろん他社がやってくれてもいい)、柳田国男とかが長年かけてやっていたような方言の分析作業を、まあ書き言葉だけではあるけど、より簡単にできるようになったりするのかもしれない。