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テーブルUIによるクールな新電子楽器rectable

reactableは、バルセロナにあるPompeu Fabra大学での研究。 ブロック上の機器をテーブルの上で配置していくことで、電子音楽を鳴らすという楽器。テーブル上に置いたブロックが、シンセサイザーの各パーツとなる。 […]

reactableは、バルセロナにあるPompeu Fabra大学での研究。

ブロック上の機器をテーブルの上で配置していくことで、電子音楽を鳴らすという楽器。テーブル上に置いたブロックが、シンセサイザーの各パーツとなる。

それらの場所、向き、どの面を下にするか、他の部品との角度、などを元に、シンセサイザーのパラメータが変わる。

また、そのパラメータがテーブルの上に投射されることで、演奏者へのフィードバックにもなっている。

なんとか説明しようとはしたけれど、動画を見てもらうのが一番てっとり早そう

動画に出てきたのは、以下のようなブロック

  • ジェネレータ
  • フィルタ
  • 正弦波発信機
  • サンプラー
  • メトロノーム
  • シーケンサ
  • ハーモナイザ

角度を変えたり、指で操作したりして、周波数や音量を調整する。近づけたり、並びを変えたりすることで効果が変わる。

もう一つ

そのほかにも、カンファレンスで来場者(子供にも)にも作曲してもらったりと、多数のデモビデオがこちらにある

TUI(Table-based Tangible User Interface, テーブル上で触れるUI)を実現するために、テーブルの裏からパーツ配置を撮影し、それを解析するためのソフトウェアがオープンソースとしても提供されている。

なんとなく、「電子ブロック」を思い出した。ブロック上の電子回路を組み立てていくと回路が完成するというオモチャだ。一定以上の年齢のGeekなら懐かしいと思うことだろう。