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ネットのマーケティング

Google地図爆弾(グーグルマップスボム)

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via Googling Google

Google爆弾(Google Bomb, グーグルボム)というと、反ブッシュ大統領のキャンペーンとして発生した”miserable failure(みじめな失敗)”が有名だ。

リンク元のテキストをGoogleが関連キーワードとして採用することから、これを利用して”miserable failure”というテキストでブッシュ大統領のページにリンクを張るページが多数生まれ、結果として「みじめな失敗」と検索するとブッシュ大統領が表示される、というものだ。

当初はGoogle爆弾の存在を認めつつも、「そんなこと言ったって実際にそういうリンクが張られてるんだからしょうがない」と言っていたGoogleも、今年2007の1月にGoogle Bomb対策を取ったことを発表。今では”miserable failure”でブッシュ大統領のページがトップに出てくることはなくなった。(対策前後の結果の違いはサーチエンジンランドのスクリーンキャプチャを参照)

今回Digg経由で新たに見つかったのは、ウェブ検索ではなく地図検索を使ったもの。「マイクロソフト」で米国地図を検索するとマイクロソフト本社が出てくるのだが、そのときに同時に表示されるイメージが、マイクロソフトのロゴに交通標識の「禁止」を重ねた、アンチ・マイクロソフトの画像になるという事件が起こったのだ。(画像は Googling Google から引用)

google-maps-antimicrosoft-logo.png

Google Maps側で対応したらしく、今はもう出ないのだが、上記画像のようになっていた。これは、Microsoftをレビューしていたレビューサイトの中にあった画像が、キーワード”Microsoft”に関連が高いと判定されて、一緒に表示されていたということだ。

Google Maps側に限らず、他のサイトを表現するときにそのサイトのトップにある画像をサムネイル化して表示したり、というサービスやマッシュアップサイトが増えていると思われるが、この仕組みによって、予測しない画像を自サービスで表示してしまったり、参照の画像を表示するページを生成した後に元の画像を差し替えられてしまったり、という事件はこれからも多発するのではないかな、と思った。今回の反マイクロソフトロゴにしても、Googleとはいえ手動で消したのだろうし、マイクロソフトなら多数が気づくけれど、ちょっとしたローカルサーチでライバル店を検索したときにこんなのが出ても、なかなかわからないかもしれない。