ついにページビューによる測定が最重要でなくなりそう
via Yahoo! News
ウェブサイトの視聴率測定最大手のニールセン/ネットレイティングスが、ページビューによるウェブサイトのランクづけをついに廃止(非公式化)し、サイト滞留時間でのランキングに切り替えるという発表を明日(米国時間火曜日)するらしいというニュースがきた。
Ajaxによるユーザビリティ向上などで、Yahooなどはかえってページビューの減少が起こっていたり、YouTubeなどの動画サイトではユーザが動画をじっと見ているので実際の利用時間に比べてページビューが少なかったり、何かするたびに別のページを開かせるMySpaceが、ページビューでは実際よりも人気があるように見えてしまっていたというような問題が出ていたが、これらの問題を解消するのが目的らしいということだ。
サイト滞留時間でランキングをつけなおすと、PVでトップだったYahooが2位に後退、トップはPVでは6位だったAOL(インスタントメッセンジャーの利用時間がカウントされるようになった)に変わるとのこと。Googleは3位から5位に後退。
ランキング上位のプレイヤー達の広告収入は巨大なので、ランキングの変動による影響は大きそうだ。競合他社や日本も追随するかどうか、まあ長期的にはすると思うので、それがどれぐらいの速度で起こるのかは注目したい。
それとは別に、今でもページビューの測り方がサイトごとにばらばらなので、そもそも公称のページビューで広告費が決まりがちな現状にも問題がある気はする。というかそっちがより大きな問題かも。
[追記・関連]
やっぱりこの変更は反響が大きいようで、いろんな大手で取り上げている。
[さらに追記]