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変更された画像もネットから探せる新画像検索エンジンTinEyeがプライベートベータ公開開始

新たな画像検索エンジンTinEyeが、希望者によるプライベートベータ公開をアナウンスした。 さっそく申し込んで、アカウントを貰うことができたので試してみた。 以下がその検索してみた例。一番上が、僕がURLを与えることで指 […]

新たな画像検索エンジンTinEyeが、希望者によるプライベートベータ公開をアナウンスした。

さっそく申し込んで、アカウントを貰うことができたので試してみた。

tineye-screenshot.png

以下がその検索してみた例。一番上が、僕がURLを与えることで指定した「検索したい画像」

tineye-miku-screenshot.png

ご覧のとおり、元の画像と同じ内容が含まれていることは人間ならわかる画像ばかりなのだけれど、たとえば

  • 髪型が変えられていたり、
  • 全体ではなく部分だけが抜き出されていたり、
  • 背景や文字が加えられていたり、

といった、加工されたと見られる画像も、ネットから探し出すことができている。

TinEyeは現在までに5億枚の画像のクロールしており、画像ごとに独自のパターン認識アルゴリズムを使ってコンパクトでユニークな「指紋」を作成しているのだという。

いつものakkyロゴ でも検索してみたけれど、単純すぎて特徴がない画像は検索できない、というエラーになった。

tineye-too-simple-screenshot.png

検索の画像を与えてから検索結果が出てくるまで数秒。Googleなどのテキスト検索よりはさすがに遅いけど、これは入力された画像からその指紋情報を作成するのに時間がかかっているのだろう。

とはいえ数秒のことだ。数秒でネット全体から、加工された画像をこれだけの精度で探してくるのは驚き。

このサービスが一般公開されたら、画像を加工したパロディを探したり、写真やデザインの盗用を探したりということが簡単にできることになる。

検索結果をWidget(ブログパーツ)として貼り付けられるようにする予定もあるようで、モナリザとLinuxペンギンの二つの画像を検索した結果を使ったサンプルが公開されている。

# 技術デモとして公開されているもので、面白いパロディ絵画を人力でたくさん集めました、という話では決してないよ

ベータの申し込みはこのページ中の”request an invite”のリンクより行なえる。たいへん良くできている驚きのサービスなので、いち早く試されてみてはどうだろう。

via Digg