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二次元バーコードの普及状況

日本に住んで電車通勤とかしていると、世の中のそこらじゅうにQRコードがあるので、この手の二次元バーコードって世界中にあるのかと思ってしまう。でも、AsiajinとかでQRコードを使った面白いキャンペーンとかを紹介したとき […]

日本に住んで電車通勤とかしていると、世の中のそこらじゅうにQRコードがあるので、この手の二次元バーコードって世界中にあるのかと思ってしまう。でも、AsiajinとかでQRコードを使った面白いキャンペーンとかを紹介したときの読者の反応を見る限り、アメリカ等ではほとんど普及してないようだ。

iPhoneのQRコードリーダーなどが、普及のきっかけになるかなとも思ったけど、マクロモードがついてないiPhoneのリーダーでは、日本の携帯電話のように快適にはコードが読み込めないらしい。

日本発の規格であるQR Codeもそんなには海外へ出て行ってないし、上でも出てきた競合規格のDatamatrix codeもそんなに話を聞かない。どちらかというと「あまり普及しなかったね」みたいな技術とされているように見える。だからこそ、日本のさまざまなQRコード活用(ビルの壁面の巨大コードとか、電車の中吊りやファッション雑誌の服についたコード)の事例を見て「ほんとに機能している世界があるんだ」と驚くのだと思うけれど。

今回のMicrosoft Tagは、iPhoneやWindows Mobile、Nokiaの携帯電話など向けにリーダーを用意して配っている。推進するにはそれなりに大きな母体ではあるけど、こんどは、大企業同士の駆け引きで規格が乱立してまとまらない可能性もありそうだ。たとえば、Googleはいくつかのサービスで、そこそこQRコードをサポートしている。

日本のQRコードは、色をデザインとして追加したり、誤り訂正の余力を使ってドット絵や文字を入れて遊んだり、という方向ではいろいろとアイデアを出してきたけど、この先Microsoft Tagに普及を阻まれるのか、日本での実績を元にゆっくりでも広まるのか、それとも日本でだけ流行した技術として終わるのか。日本も非接触式のICカードとかがクーポンとかで二次元バーコードの代わりに使われるケースも出てきているので、このTagがどうなるかも全然わからないけど。

via ReadWriteWeb