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書評: Subject to Change 予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る

Subject To Change――予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る なんか読むのに時間がかかった。あのAdaptive Path社がプロダクトデザイン・コンサルティングについて解説するという本。 イースト […]

Subject To Change――予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る

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なんか読むのに時間がかかった。あのAdaptive Path社がプロダクトデザイン・コンサルティングについて解説するという本。

イーストマン・コダック、Tivo、薬瓶、おしり拭き、iPod、Flickr、Netflix、ダイソンなどのプロダクトデザインの成功例や、アイデアはすごいように見えるけど実際には失敗だったプロダクトを上げて、プロダクトデザインで気をつけるべきことを説明している。

7章では「アジャイル」が登場。ソフトウェア開発プロセスでもおなじみの話なのでここだけはよくわかった。試してみて調整を繰り返すことでよいものが作れる、という話。

読んでいてもなかなかスカっとした感じにならなかったのだけれど、僕が専門外であるということの他に、Adaptive Pathの人が成功の要因を単純な法則的なものに落とし込んでおらず、そのような「これをやればOK」という答えも無い、ということなのかなと思った。

一章一章に書いてあることは理解できたのだけれど、それらを理解して自分の課題に対して何ができるかは、それぞれが自分で考えないとだめ、ということなのかもしれない。


[書評に関する注意書き]

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