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ネットの事件

Google Japanが”more”を「その他」に変更

今日見たら変わっていた。 以前から気になっていて、Googleの中の人に話したこともあるのだけれど(たぶん担当じゃない人なので、僕が伝えたから変わった、とは思ってないよ)、Google日本版のページ上部にあるメニューの& […]

今日見たら変わっていた。

以前から気になっていて、Googleの中の人に話したこともあるのだけれど(たぶん担当じゃない人なので、僕が伝えたから変わった、とは思ってないよ)、Google日本版のページ上部にあるメニューの”more”が日本語の「その他」に変わった。

google-others-screenshot.png

変わる前はこんな。

google-more-screenshot.png

平均的日本人が”more”という単語を理解しない、とは思わないけれど、できるだけ多くの人にサービスを利用してもらうには平均を見るのでは足りなくて、横文字はなるべく避けた方がいいと思うし、Google JapanがYahoo! Japanに比べてローカライズが甘いと言われる所以かなと思っていたので、これはいい変化なのではと思う。

# でも”Gmail”を「メール」とか「Gメール」にするのは社内的に難しいんだろうなあ、とも思いつつ。

# “I’m feeling lucky”はいつから無くなったんだっけ。あれも英語のままは無いよなあと思っていたが。

Yahoo! Japanのトップページのほうは、かなりアルファベットを排除しているし。まったく無いわけじゃなくて”My”とか”Japan”はあるけど、”more”よりは簡単な単語だし、わからないと進めないという箇所でもない。

僕は、この違いは両社の成立の違いから来ているのかなという風に見ている。

Yahoo! Japanのほうは、もともと米国から来たブランドではあるけど、日本の資本が大量に入っていて普通に日本の会社としてやっている。そこの社員も特に英語が得意という感じでもなくて、きわめて普通の日本人的な感覚でメニューを決めているし、米国の意向からは離れて自前できめるられる裁量が多そうだ。

それに対してGoogleは、今もそうかどうか知らないけども日本に進出した頃は英語ができることが必須、みたいなイメージで人を集めていた。”more”がページトップにあっても特に問題なく読めてしまうような社員が多くて、かえって英語ができない人や英語を避けたい人の気持ちが実感できてなかったのかなあと。