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MashableとTechCrunch

ウェブサービスやウェブ業界に関する英語圏の有名ブログといえば、日本語版でも(全部ではないが)多くの記事が翻訳され人気があるTechCrunch(テッククランチ)が有名だろう。アメリカでもTechCrunchはたいへん有名 […]

ウェブサービスやウェブ業界に関する英語圏の有名ブログといえば、日本語版でも(全部ではないが)多くの記事が翻訳され人気があるTechCrunch(テッククランチ)が有名だろう。アメリカでもTechCrunchはたいへん有名で、ブログメディアでありながらニュースの一次ソースとなることも多々あり、大きな影響力を持っている。

しかし、TechCrunchだけがテックブログではなく、この分野でも複数の有力ブログが鎬を削っている状態にある。たとえば、Mashable(マッシャブル)ReadWriteWeb(リードライトウェブ)VentureBeat(ベンチャービート)などだ。

ちなみに、僕がこれらの中で一番信頼し、良い記事が多いと思っているのはReadWriteWebだ。

そんな中、Alexa, Compete, Quantcast, comScoreという四つのトラフィック解析サービスでこの二つのテックブログのアクセス数を比較したのがThe Inquisitrのこの記事

# The Inquisitr自身も面白いテックブログではある。TechCrunchを辞めた人がやっているブログでTechCrunchに対して厳しい記事が多い

4つのサービスのうち3つで、TechCrunchの方がトラフィックが多いという結果が出ているが、comScoreだけはMashableの方がビジター数・ページビューともに僅かに多いということだ。

mashable-techcrunch-on-comscore.jpg

日本語で見ているとテッククランチが圧倒的に有名なので、同じような規模のブログがもう一個あるというのは意外に思われる人もいるのではないだろうか。

両ブログとも、ここ一年ぐらいの間、記事数をどんどん増やしている。一日の記事数が多すぎて読んでられないほどだ。

検索エンジンや読者の購読行動を考えると、厳選した記事を少数書くより、なんでもかんでも取り上げて記事数を増やせば、トラフィックは増えるのではないかと最近感じているのだけれど、まさにその方針が効いて、記事数をとにかく増やしている大手ブログがさらに伸びる形になっているのではないかと思う。

これら大手ブログは何人もブロガーを雇って記事を書かせているので、資金と書き手さえいれば記事はどんどん増やすことができるし。