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twitter上のマイクロ送金サービスTipJoyの終了

先週末のイベントWISH2009では、TaaP(Twitter as a Platform, プラットフォームとしてのツイッター)なんていうスライドを発表に入れたりもしました。 # ところで、スライド左上にサイボウズ・ラ […]

先週末のイベントWISH2009では、TaaP(Twitter as a Platform, プラットフォームとしてのツイッター)なんていうスライドを発表に入れたりもしました。
# ところで、スライド左上にサイボウズ・ラボのロゴが出ていた、というのをプレゼン終了後に見てた人から指摘されました。すいません消し忘れです。WISH2009は個人として参加してました
メールが携帯電話等から簡単に使えるようになったときに、メールで検索する(メールでキーワードを投げて検索結果をメールで受け取る)ようなサービスが出てきたように、twitterを皆が使うようになれば、twitterを基盤としたサービスが多数生まれてもおかしくない、と思います。
twitter自身がまだ「どうやって利益を出すか」をはっきりと打ち出せないまま、投資を得てひたすら規模の拡大をはかっている中で、メールプラットフォームにおけるPayPalのように、twitterで少額の送金をするサービスTipJoyというのも2008年初頭には登場していました。twitterのメッセージと一緒に少額の送金ができる、というサービスで、ロングテールから薄く広く報酬を得ればクリエイターが生活できるのでは、という話でもこのTipJoyが紹介されています。
しかし、このTipJoy、今この時期にサービスの終了となってしまいました。ReadWriteWebによれば、投資も集め、twitter本体と共通の投資家もいて(bit.lyの話を思い出しますね)、twitterのサイドバーに関連サービスとして表示される、という3つのアドバンテージがあったのにダメだった。ReadWriteWebは「誰もtwitterでの送金は望んでいないのかも」と書いています。
twitter自体は非常に大きな伸びを見せていて、日本語はともかく英語圏では(いわゆる)キャズムを越えたのではと目されています。しかし、PayPalのメールでの成功をそのままtwitterに移し変えることはできなかった、ということでしょうか。早すぎた、という可能性もありますが。
ほぼ同時に、twitter本体の方でも、共同創業者のBiz Stoneさんがインタビューの中で、商用アカウントを始める予定を明らかにしています。こちらは送金ではなく、twitterを活用する企業に対しての課金ですが。
あ、ちなみに、twitterが”tweet”(つぶやく、つぶやき)を商標登録しようとした件は、却下されたみたいです。