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Highlightcam 監視カメラ自動短縮サービスがAPIも発表

HighlightCamは、手元のウェブカメラで取った動画の1時間分を、自動的に1分以下に縮めるというネットサービスです。サイトトップに載っているデモでは、深夜のオフィスへの侵入者のビデオのオリジナルと、50秒に縮めた短 […]

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HighlightCamは、手元のウェブカメラで取った動画の1時間分を、自動的に1分以下に縮めるというネットサービスです。サイトトップに載っているデモでは、深夜のオフィスへの侵入者のビデオのオリジナルと、50秒に縮めた短縮版が並べて再生されています。
Highlightcamnightexamplescreenshot
映像上に大きな変化があったり、大きな音がしたときとかを特徴として捉えて、そういうシーンだけを集めて動画の長さを60分の1とかに縮めているそうです。
監視カメラ向けのソリューションとしては、この技術は初出じゃないだろうと思いますが、ネット上のサービスとしてユーザー側にあるウェブカムを使って、それをホスト側で処理してブラウザ上で見られる、というように手軽に使えるようにしたのはすばらしいと思いました。
1時間うさぎ小屋を撮影した動画と、それを50秒に縮めたもの。うさぎが動いているところだけ見るのは楽しいですね
別のデモとしては、YouTubeで今話題になっているビデオを短縮して流しているコーナーがありました。

この例ではオリジナルの57秒が9秒になっています。このネタの場合は、9秒バージョンでも十分なんではないでしょうか(笑) ストーリーがあるものとかは難しいようですけど、忙しい人のための、というのがピッタリくる圧縮を見せてくれることも多いようです。

サービスはいわゆるフリーミアム(Freemium)モデルで、誰でも無料で使うことができるけれど、HD画質での利用・広告表示を消す・圧縮された短い動画をダウンロードするには$8.99(880円)の月会費を払う有料メンバーになる必要があります。
サイト上でFlashで表示できるなら、無料会員のダウンロードって技術的には制限できるのかなという疑問はありますが、しかし、月9ドル(990円)で今も何らかのサービスを使ってる人ならそんな裏道を探すより払って使うでしょうかね。
今回発表されたAPIでは、別の場所においてあるflv形式のファイルを、好きな圧縮率で指定してプログラムから圧縮させることもできるそうです。
これを見て、単体で機械的に変化のあるところを圧縮するのもいいけれど、YouTubeやニコニコ動画のように大勢の閲覧情報やコメント情報があるのであれば、人が繰り返し見たり多くコメントした箇所が重要な箇所で、飛ばされたりコメントが少ないところはあまり大事ではないシーン、といったような判断を加えることで、より自然なまとめ動画を作れるのでは、とも思いました。
録画されたテレビ番組を見た人の情報を使って、コマーシャルの前と後で同じ内容を繰り返している箇所とかを自動で飛ばせたらいいなあ、などと。テレビ局はたいへんかもしれませんが。将来、twitterや掲示板等での盛り上がり情報を利用してスポーツの一試合分の動画からスポーツニュース向けのダイジェストを自動で作ったりできるようになるでしょうか。
via Automatically cut videos down to the best parts: HighlightCam releases API | VentureBeat