ツイッター社、他社がつぶやきをお金で売買するのは許さん、と公式ブログで表明

ツイッター公式ブログで先ほど出た「ツイッタープラットフォーム」という長文記事から。長い文章ですが一番インパクトのあるのはここかなと。

we will not allow any third party to inject paid tweets into a timeline on any service that leverages the Twitter API.
サードパーティーがツイッターAPIを使ったサービスで有料のつぶやきをタイムラインに差し込むことを禁止する予定です

このあと、近く利用規約を改定してこの件をよりはっきりと書くから読んでね、と続きます。 ツイッター社のPromoted Tweetも、お金でつぶやき広告を流すという仕組みですが、これは「整合性やタイムラインとの関連性を保っているのオッケー」で、ツイッターというプラットフォームを維持運営し、200名を越した社員を養っていくためにも必要だ、と言っています。 ツイッターユーザーにとって、サードパーティーのつぶやきは完全に有害で、Promoted Tweetは役に立つ、という説明はなかなか信じにくいところです。しかし、個人的にはタイムラインにノイズが増える結果になるんじゃないかなと思うので、「ツイッター社もやるし他社もやるよ」という世界よりは良いのかなと。ツイッター社が他に十分な収入源を見つけてくれれば、もっといいんですけどね。 昨日、日本のネット広告2位のオプト社らが「つあど」というPay Per Tweet(ペイパーツイート)のサービスを発表したばかりですが、出鼻をくじかれたというところでしょうかね。日本では他にアドヤムというのもありますね。英語圏ではSponsored Tweets, Ad.ly, twadly などがありますね(他にもあれば僕のブックマークに追加します) 元のブログはこの有料つぶやきに関する話以外のことも書かれているのですが、これは日本語公式ブログでも訳されるんじゃないかと思います。 via techmeme [追記] TechCrunch, Mashable, ReadWriteWeb, VentureBeatの記事。 [追記2] TechCrunchの和訳も出ました。最初のブログで予告されていた利用規約の変更部分というのが追記されていますね。 「つあど」の公式ツイッターアカウントでは、この規約変更を受けてサービスの修正を行うかを検討することが表明されています。 Twadreconsideringservicemodel また、ツイッター社の日本でのパートナーであるデジタルガレージも、アフィリエイトをつぶやくためのサービス「つぶレコ」というのを始めていました。有料つぶやきとアフィリエイトの境目もはっきりしないので、これが今回の件に引っかかるのかどうか、たとえばアマゾンもツイッターでのアフィリエイトを提供しているため、わかりません。デジタルガレージがやってるのだからツイッター社と話はついているだろう、という見方もできますが、デジタルガレージの子会社が先走ってツイッターにたしなめられたこともあり、これもまだどうなっているのかわかりません。 [追記3] 更新された利用規約の関連する部分をHirataさんが訳されています - Twitter の "API of Terms" の商業利用部分だけ勝手翻訳 [dh memoranda] たぶん日本の公式にもいずれ出るであろう元のブログ記事を、松永さんがすでに訳されています。 Twitter の "API of Terms" の商業利用部分だけ勝手翻訳 [dh memoranda]