サムライウォーズ - クロサワによるスターウォーズ

Samuraiwarsall 左から、畜生(チクショウ)、伴独演(はん どくえん)、小武 碗壁(おぶ わんかべ)、らゆ姫、空 歩行者(そら ほこうしゃ)、知包(ちー ぱお)、笠塔(りゅーとー) # 漢字は適当にあてました Samuraiwarsempire こちらは悪者たち。外務武士(そとむ ぶし)、ダーク上帝、下手馬辺(ふぇた ばべ) もうこれらが何かはおわかりかと思います。サムライ ウォーズは、Sillofさんによる「黒沢明がスターウォーズを作っていたら?」というコンセプトで作られた設定とフィギュア集です。 Samuraiwarsc3po C3POの解釈はすごい Samuraiwarshansolo ハン・ソロ→ハン ドクエン。『「ハン」も「ドクエン」もアジアでは"solo"という意味である』とキャラクター設定に書いてありますが… うーむそうなのか スターウォーズの監督ジョージ・ルーカスがクロサワの大ファンだったことや、スターウォーズがクロサワの映画「隠し砦の三悪人」から大きな影響を受けていることなどは知られているところです。そこで、スターウォーズのプロットや登場人物を、再度クロサワ的な時代劇の世界に再翻案してみた、ということでしょう。 ページの最後にも興味深い遊びがあります。「1955年頃に、黒沢明が日本史上最高額の予算と豪華キャストを揃えてこのサムライウォーズを撮影していたが、プロジェクトは破綻して撮影が中止になった。セットの一部は後日「隠し砦の三悪人」に流用された」という秘話が語られています。この事実は50年後に発掘され、そこで出てきたプロットやキャラクターが上記のフィギュア群となって甦ったのです。 いやあ、おもしろいですねえ # (訳注) うそですよ