ボードゲーム風にWeb大企業の攻防を描いたPoints of Control地図
Web2.0 Summitが今回リリースした"Points of Control"(支配地点たち)は、巨大Web企業やその周辺に現れる企業・サービスを、海洋と大陸の支配権を争う国家群に見立てたインタラクティブな地図です。 Google Mapsのように参照できる地図には、北が基盤より、南がユーザー寄りに大陸や島々が配置されているようです。 以下のような陸地を、それぞれのプレイヤー(ロゴで示され、クリックで詳細が表示されます)が争っています。
- クラウド基盤
- プラットフォーム高原
- ハンドセット平原
- タブレットとPC
- 位置情報サービス
- ソーシャルネットワーク連合
- 行動ストリーム
- eコマース王国
- 検索の地
- 支払いの原野
- コンテンツ平原
- ゲーム平地
- メディアアクセスの断崖
- 広告亜大陸
- 企業島
海岸線上には、その分野に上陸しようとしている企業やサービスが。 右上の"Comments"をクリックして表示された吹き出しをクリックすると、その分野でその企業/サービスがどう動いているかということについてのコメントを見て、議論に参加することもできます。あのJohn Batteleさんと直接意見交換できるのはすごい。 さらに、8つの巨大勢力については、右上の"Movements"から、その企業の侵攻状況を表示することも。グーグルとアップルの進む方向を表示したのがこちら
ウェブ企業の間の競争を国家になぞらえるというアイデアはまったく新しいものではないです。たとえば、"Map of Online Communities"(オンライン・コミュニティー地図)というのも結構流行りました。
また、戦いではなくカテゴリーを路線、接点を路線の乗り換え駅で表現した、Information Architects社のWeb Trend Mapも有名ですね。
今回の地図は、さらに作り込まれている感じがしますね。いっそこの地図で本当にゲームができるようにして、ボードゲームの結果で今後の業界を占う、なんていうことができると面白いかもしれません。 まあ、この世界だと、ある日突然大火山が噴火して大陸が一個増えたりするような気もしますけど。 via Web 2.0 Summit Blog » Points of Control: The Map