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書評

パーフェクトPHP

いただいたもの パーフェクトPHP (PERFECT SERIES 3) PHPの入門本ですが、入門本でありながら本を一冊読み終えた時の到達点がかなり中級レベル以上に設定されている本です。分厚いです。 最新のPHP5.3 […]

いただいたもの

PHPの入門本ですが、入門本でありながら本を一冊読み終えた時の到達点がかなり中級レベル以上に設定されている本です。分厚いです。
最新のPHP5.3に対応した環境構築や言語の解説から、フレームワークやオブジェクト指向、セキュリティまで幅広いトピックが解説されています。読み進めることで、シンプルなフレームワークやアプリケーションの作成までを身につけることができそうです。
歴史が長く、改良が続けられてきたPHPには、同じことをするのにも複数の異なるやり方やライブラリが提供されていることが少なくありません。ですので、あまり考えずにその場その場で検索して最初に出てきたやり方をコピーしていると、主流ではないライブラリを使っていたり、一昔前は良く使われていたけれども今使っている人はいないやり方で問題を解決していたりということに陥りがちです。入門本を書いている著者自身がそういう陥穽にはまって、古臭いやり方を勧めていることもあります。
本書は、最新案定版であるPHP5.3の情報にもキャッチアップし、最新の情報をブログや勉強会でも紹介している3人の著者が、今もっとも確かなやり方、ベスト・プラクティスを選んでPHPの使い方を教えてくれるという意味で、これからPHPを始める人にも、自分のPHPの書き方がモダンかどうか自信がないという人にも良いのではないかと思います。

[書評に関する注意書き]

  • 貰って書いた本についてはその旨記述します
  • このブログはサイボウズ・ラボの社員ブログなので、秋元個人に献本いただいても、何でも自由に書けるわけではありません。
  • もちろん、書評以外の他のブログエントリもそうですが、社員ブログではあってもサイボウズ・ラボ全社やサイボウズ・グループの意見を代弁してるわけではありません。
  • 献本いただいても必ず読めるわけでも、ご紹介できるわけでもありません。読書の速度は遅いので、発売前や発売直後に送っていただいても、ご紹介が半年後になるようなことも多々あります。