Pancake.io - Dropbox APIを使った、素人でもできるお手軽なウェブサイト作成サービス
Pancake.ioは、Dropboxを使って手元のパソコンにあるファイル、それもHTMLではなくテキストファイルやマイクロソフトOfficeファイル、画像ファイルなどをそのままネットに公開できるという新サービスです。 Pancake.ioのサイトから登録を行うと、Dropboxのサイトに飛ばされて、
そこでPancake.ioからのアクセスを承認するかを訊かれます。
OKすると、接続完了のメッセージと、Pancake.ioをどうやって使うかが表示されます。使い方は、ここにあるように非常に簡潔です。
数分待つと、ローカルなPCのDropboxフォルダのAppsサブフォルダの下に、Pancake.io というフォルダができています。これがウェブサイトで公開したいファイルの置き場となります。
ここに、たとえば、test.txt というテキストファイルをエディタで開いて書き込むと、
Pancake.io側の管理画面には、そのテキストファイルをHTMLに整形したものが表示されます。
この生成されたページにはパーマリンクが与えられているので、あとはこのリンクを公開するだけ。サイトの更新も、手元のテキストファイルを書き換えるだけです。 現在対応しているファイル形式は、以下の通り テキストファイル (.txt) マークダウン形式 (.md) JPEG (.jpg, .jpeg) PNG (.png) GIF (.gif) Adobe PDFファイル (.pdf) ワード文書 (.doc, .docx) エクセル表計算ファイル (.xls, .xlsx) パワーポイント プレゼンテーションファイル (.ppt, .pptx) また、デフォルトのデザインが気に入らない場合は、自分のスタイルシートファイルをアップロードしてそれを使うこともできますので、きちんとcssを書けばまったくオリジナルなデザインにできるでしょう。 DropboxにはもともとLinux版もあり、詳しい人の中にはWebサーバーのドキュメントフォルダをDropboxで共有することで、手元の作業マシンとウェブサーバの間での同期をするような運用をしている人もいるでしょう。ですので、Pancake.ioがやっているのはまったく新しい何かではありません。 しかし、LinuxでDropboxを設定したり、ウェブサーバーを立ち上げたりは誰でもできる作業というわけではありません。Pancake.ioは、このような手間を掛けなくても、そしてFTPやSSH経由でのファイルの転送について学ばなくても、普段やっているローカルのパソコンでファイルを作ったり移動したりするだけでウェブサイトが更新できるようにしています。 ReadWriteWebでも指摘しているように、今与えられる公開ページのアドレスは http://pancake.io/253fbf/test といった味気ないものですが、開発者は自分のドメインがマップできるようにする意向のようなので、そうなればほんとうにPancake.ioだけでウェブサイトの構築や管理が済んでしまう個人や商店も多いのではないかと思います。 お約束ですが、まだDropbox使ってないという方はこちらから登録していただけると、僕とあなたの両方が追加の無料ディスクを貰えますのでぜひ。記事と関係ないですが実はDropboxよりSugarSyncの方をメインに使ってるのでそちらも良ければ。 via Startup Pancake.io Hosts Websites Using Dropbox - ReadWriteCloud