バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある

いただいたもの

バイラル・ループは、人から人への紹介で広まっていく、ウィルスのような(=バイラル)商品やサービスの伝播について書かれた翻訳書です。ウェブの上でのクチコミは、それ以前と比べると広がる速度はとても速くなっています。友達と実際に対面することなく良いものや面白いものの紹介ができますからね。
そのような、口づての紹介の広がるさまをうまく利用して人気になったwebサービスを、いろいろな事例を挙げて紹介しているこの本は、webサービスを作ったり運営したりしている人や、物がどうやって評判になり、売れていくのかを常に悩んでいるであろうマーケッターの人にとってはとても面白い読み物だと思います。
第三章では、特定グループ向けのソーシャルネットワークを自分で作れるサービスNingも出てきます。このNing、本書の書かれた後の現在はちょっと事業縮小の方向にあるようで成功事例とは言えなくなってきたかもしれませんが、2005年の登場時には僕も面白いと思いこのブログで何度も紹介したので感慨深いです。
一人の利用者が新たに連れてくる次の利用者の数をバイラル係数とし、その係数さえ大きければサービスの人口は増大していく、という話は、良いサービスを作れば皆が使ってくれる、という理想とは少し違っています。役にたつ、や、良い、と、広まるのギャップを、それぞれの成功した起業家はどうやって縮めたのか、あるいは縮めようともせずとにかく広めることだけ優先したのか。eBayやPaypalなどの巨大企業が、どのような思考の結果どんな施策を行い、それがどう成功につながったか、知っておくことはいいことではないかと感じました。
なお、2010年に送っていただいたようなので、読んで感想を書くのに1年以上掛かってしまい、この本自体の発売時のバイラル・ループにはあまり寄与できなかったかもしれません。

[書評に関する注意書き]

  • 貰って書いた本についてはその旨記述します
  • このブログはサイボウズ・ラボの社員ブログなので、秋元個人に献本いただいても、何でも自由に書けるわけではありません。
  • もちろん、書評以外の他のブログエントリもそうですが、社員ブログではあってもサイボウズ・ラボ全社やサイボウズ・グループの意見を代弁してるわけではありません。
  • 献本いただいても必ず読めるわけでも、ご紹介できるわけでもありません。読書の速度は遅いので、発売前や発売直後に送っていただいても、ご紹介が半年後になるようなことも多々あります。

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