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ネットのマーケティング

シドニーのアップルストアに現れた謎の”Wake Up”(目覚めよ)デモの一団

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[更新] ティーザーサイトが更新されました。仕掛けはサムソンではなくRIM(ブラックベリー)でした。サイトでは、ビジネスユーザーをターゲットに、”Think different”だけじゃなくて”Do different”であれ、みたいなアップルへの煽りを含めて語っています。


オーストラリア、シドニーのアップルストア前にバスで乗り付けた一団が、”Wake Up”のボードを掲げてデモを行った、というニュースです。
Wakeupapplestoresydney

ブログThe Next Webでは、Wake Up Australiaという5月6日に向けてカウントダウンしているティーザーサイトが見つかり、その背後にサムソンが最近契約したPR会社Tongueがいるらしいこと(というThe Next Web読者の主張)から、サムソンの新機種Galaxy S IIIに関するキャンペーンだと断じています。
ちょうど、サムソンがノキアを抜き携帯電話メーカーシェア世界1位になった、というニュースが流れてきましたが、どうなんでしょうね。ネットでつながった個人が集まって企画するいわゆるフラッシュモブならともかく、政治的なデモ風のキャンペーンを正体を明かさず動員するのは、一歩間違うと炎上しそうな気もしますが。とはいえ、これが本当にサムソンだったら、そういう多少のやんちゃが世界のシェアを取るのに寄与したのかもしれないな、などとも思ったり。
Appleに”Wake Up”で連想されるのは、マッキントッシュの1984パロディCMですね。

あのときAppleは巨大な敵IBMに立ち向かう立場を表現しようとしたのだと思いますが、今回のキャンペーンの背後がどこであれ、似たようなテーマでまったく逆の立場に擬せられるというのは、アップルが追う立場から追われる立場に変わったことを良く表しているものだと思います。