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人工「バルス!」生成サービスのThunderclapが注目を集めるも、いきなりツイッター社からブロックされる

みんなでつぶやくクラウドツイーティングを支援する新サービスThunderclapが、公開二日目にしてツイッター社からブロックされてしまったというニュースです。 ニューヨークのスタジオDe-De社が開発したサンダークラップ […]

みんなでつぶやくクラウドツイーティングを支援する新サービスThunderclapが、公開二日目にしてツイッター社からブロックされてしまったというニュースです。
ニューヨークのスタジオDe-De社が開発したサンダークラップ、雷鳴のような拍手という名前のこのサービスは、たくさんの仲間を募って同時につぶやくことでツイッターのトレンドキーワードに載せよう、というのを実現するためのサービスなんだそうです。
クラウドファンディング・サービスなどと同様に、一定数の賛同者を募り、人数が集まったらプロジェクトが成立したとして、つぶやきがツイッターに発信されます。ThunderclapのユーザーはThunderclapにつぶやく許可を与えているため、一斉に同じ内容のツイートがされ、それがさらにリツイート等を呼んでツイッター上で大きな流行となって見える、ということ。
実際、ローリングストーンのオンラインサイトの政治的な主張を持ったニュースを同社のMatt Taibbi氏がこのサービスで広めようと募り、2000人近い賛同者を集めてプロジェクトが成立し、一斉につぶやかれた結果、400万人にこのつぶやきが読まれることになったとか。
それからすぐ後に、ツイッター社がTwitter APIのThunderclapからの利用を遮断、現在サービスは動かない状態で、「現在ツイッター社と話し合い中」という表示が出ています。
Thunderclapblocked
ツイッターで一斉に同じ内容を叫ぶ、といえば、ツイッター社認定で世界一の流量を記録した、アニメ天空の城のテレビ放映でのバルス事件を思い出します。あれはテレビを見ながらタイミングを取ってつぶやくという、ツイッター社にはそもそも制御することもできない勝手イベントでしたが、APIを使って自動的に似たような状況を起こすサービス、となると、サーバーの負荷はもちろん、運動に関係のない一般人が巻き込まれてどう思うか等、運営が嫌がるのはしょうがない気がします。
支持している人は、みんなの力で何かの主張を広く届けることは正義だ、という感覚があるのだろうとは思いますが。ここで盛り上がって集まり、大量につぶやかれたコンテンツが、常に世の中の役に立つものになるという保証もないですし、これを報じるブログのコメント欄でも「これはただのスパムだ」というコメントが散見されます。

「人工「バルス!」生成サービスのThunderclapが注目を集めるも、いきなりツイッター社からブロックされる」への2件の返信

Thunderclapを使ってThunderclap自身に日本語化の要望を示そうとしています。http://thndr.it/1zZDy8L
期限がMarch 11 @ 12:00am JSTなのですが、もしできれば手伝っていただけないでしょうか。

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