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Wikipediaの言語ごとの記事量などをプロットした地図

Wikipediaには英語版や日本語版だけでなく、いろんな言語のものがあるのは知られていると思います。Mapping Wikipediaは、いくつかの言語について、その言語版での項目と、その項目が指している地点の位置情報 […]

Wikipediaには英語版や日本語版だけでなく、いろんな言語のものがあるのは知られていると思います。Mapping Wikipediaは、いくつかの言語について、その言語版での項目と、その項目が指している地点の位置情報をあわせて、Googleマップ上にプロットするというwebサービスです。
言語(英語、フランス語、アラビア語、ヘブライ語、ペルシア語、スワヒリ語、あと「エジプトのアラビア語」なんてのも。)、表示する地域(世界全体か、それぞれの国や地域)、統計内容(単語数、画像数、参加ユーザー数、リンク数など)で条件を与えて、フィルタした結果を表示できます。
英語版Wikipediaでの日本に関する記述がこちら
Englishwikipediaonjapan
フランス語だとこうなります。項目数が英語版の1/7ぐらいと減ります。フランス語Wikipedia全体の項目数も少ないからでしょうけど。
Frenchwikipediaonjapan
こちらは、アラビア語Wikipediaに出てくる日本。500項目。項目名が読めないですが、都会中心という感じがしますね。
Arabicwikipediaonjapan
また、時系列での変化を見せる地図というのも提供されています。
2001年から現在までのWikipediaの記事の増加が、記事に関連づいた地点に結び付けて可視化されます。左下の再生ボタンを押すと、英語のWikipediaでの日本に関する記事の増加を、アニメーションで見ることができます。
記事が書かれた時期をスライダーで絞り込むこともできて、たとえば2004年の後半に、英語Wikipediaで東北の記事が多数増えているのがわかるのですが、これは何があったんでしょうね?
Mappingwikipediatimelinejapan
Wikipediaはデータがすべて公開されていてダウンロードできますし、ビッグデータの実験対象としてもいろんなことができて面白いんでしょうね。同様にWikipediaのデータを使った、違う可視化プロジェクトも見つけたので、次の記事でご紹介したいと思います。
Mapping Wikipediaの解説はこちら