Koubachi - WiFi対応鉢植えセンサーシステム
スイス、チューリッヒ発の Koubachi(コバチ) は、植物が植えられている環境の水分・温度・光量を測定するセンサーで、無線LANを内蔵し、測定したデータをwebサービスに送信するというものです。 鉢植え等に Koubachi を挿し込み、iPhoneアプリやWebアプリを立ち上げてつなげることで、水分が不足してきて水やりが必要ですよ、暑すぎるので日陰に移してください、といった指示を送ってくれるそうです。
最初に「センサーで水やりをする」商品だと読んだ時は、「いやまてよ、そんな程度のガジェットなら、日本人がもう作ってるのでは?」と思いました。実際、類似製品を検索したら、水道をつなぎっ放しにして定期的に水をやる製品で、既に湿気が十分かセンサーで判断して水やりを控える、といったものが1万円以下で売られていました。
では Koubachi は別に新しくないのか? というとそうでもなく、単に水やりを忘れるような人のためのものぐさツールというよりも、植物をより良く育てることに熱心で使うことにマメさが必要になるような商品みたいです。 何より、セットアップが大変。1個のセンサーで最大9鉢まで管理できるということですが、最低一日以上、それぞれ違う鉢に挿していき、それぞれの鉢での水の消費量や環境の変化をアプリ側で記録することで、センサーの精度を上げる必要があります。そうすることで、今センサーが刺さっていない周辺の他の鉢についてもどういう状態かを推測できて、9鉢を監視下におけるのだとか。 また、どんな植物でも単純に一律に同じ指示をしてくるわけではなく、実際に育てている植物を Koubachi アプリに登録された多数の植物情報から選んでおくことで、その植物に合わせた適切な水やりの指示が出たりするそうです。
さらに、ユーザーがこうしたら、鉢の環境がこう変わった、というフィードバックから、そのユーザーの固有の環境や季節の変化にも対応したきめ細かなアドバイスをしてくれるということ。 今のところ、アプリ側が英語とドイツ語のみの対応ということですが、日本からも購入はできるようです。一基の価格は74.79ユーロ+日本への送料30ユーロで104.79ユーロ。
ところで、商品名の Koubachi は、不要な u の字が入ってますけどどうみても日本語の「小鉢」ですよね。 via Wi-Fi sensor tells you when your plant needs water or light | DVICE