爪を透明化してスマートフォンの入力をより快適にする研究NailDisplay
障害物の向こう側の景色をリアルタイムに投影することで透明マントなどを実現しようとする光学迷彩という技術がありますが、台湾大学の蘇兆懷氏らがこのアイデアを適用したのは、スマートフォンやタブレットを操作する爪です。
小さなスマートフォンにソフトウェアキーボードを表示し、そこに指を滑らすと、指の下のどのキーを押そうとしているのかわからなくなることもあるでしょう。しかし、このNailDisplay(ネイル=爪・ディスプレイ)をつけていれば、指の部分が透明になったかのように指の下の領域が爪に表示されるため、細かい位置指定ができる、ということですね。
試作品はまだこんな感じですが、
微細化技術の進展や量産化などを考えれば、いずれは十分なバッテリーを持ち、無線で通信できる、爪に貼るNailDisplayが作れるようになるのではないでしょうか。
次の写真のように、小さな画面になるほど、このNailDisplayは効果を発揮しそうです。
さて、近未来の人類は爪にディスプレイをつけるようになっているのでしょうか?
via One Per Cent: Interactive nails give you a screen at your fingertips