「白鯨」の絵文字翻訳版がアメリカ連邦議会図書館に収蔵されることに
19世紀の捕鯨をテーマにした名作「白鯨」(モビー・ディック, Moby-Dick)を、絵文字・ディック(Emoji Dick)というタイトルで、
- 日本の生んだ絵文字だけを使い、
- 全編クラウド・ソーシングのAmazon Mechanical Turkで発注し絵文字で書き直させ、
- クラウドファンディング・サービスのKickstarterで募金を募って出版費用を集める
という、これ以上ないぐらいに最新のソーシャルなウェブを活用して出版されたのですが、この著者フレッド・ベネンソンさんによれば、つい最近アメリカの連邦議会図書館から連絡があり、この「絵文字版白鯨」が収蔵されることになったのだとか。
古い文学作品と最新のインターネットという組み合わせで(おそらく)世界で最初に出版されたフル絵文字文学、ということで、史料価値があると認定されたのでしょうね。