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CRAPCHA – マイナーな字やwebフォントを使った、まず解けないCAPTCHAサービス

二つの単語を読ませてユーザーが人間か、それともプログラムによるbotかを判定するreCAPTCHAを紹介したのは2007年のことで、当ブログではいまだに検索で見に来る人が多い人気の解説記事です。 webサービスで登録する […]

二つの単語を読ませてユーザーが人間か、それともプログラムによるbotかを判定するreCAPTCHAを紹介したのは2007年のことで、当ブログではいまだに検索で見に来る人が多い人気の解説記事です。

webサービスで登録するときやコメントを書き込む際に現れるこれらのCAPTCHA(キャプチャ)は、”Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart”(コンピューターと人間を見分けるための完全に自動化された公開チューリングテスト)の頭文字を取ったもので、これが人間にだけ解けるからこそ、ユーザー書き込み型のwebサービスやブログのコメント欄が、プログラムによる宣伝などのスパムだらけにならないようになっているわけですね。

# サービスやブログによっては、すでにコメント欄がスパムだらけ、というところも多数ありますが

今回登場したCRAPCHA(クラプチャ)は、Crap(糞)という名前が示すように、まったく実用性がないCAPTCHAを提供するというreCAPTCHAのパロディサービスです。

ごらんのとおり、文字を入れる枠はあるのですが、表示された文字が謎の文字ばかりで、とても正しい文字を入力できる気がしません。

これらの文字は、Unicodeからおかしな文字を集めてきたり、webフォントで定義した独自のアイコンフォントなどを表示しています。前者はともかくとして、後者はフォントの形が独自なのですから、解きようがないですね。

CRAPCHAの目的はただ一つで、スパマーを退散させるのではなく、解けない問題でユーザーを困らせるために作られました。

ゲストが来るはずもないような隠しページ等に誰かが紛れ込んできた時のために、そのページにこのCRAPCHAを設置しておけば、そのユーザーは何度か試したあとに、諦めてページを去ることでしょう。

via Waxy.org