KeyMe - 家の鍵をクラウドに預け、もしもの時にコピーを買えるサービス
KeyMeは、自宅の鍵などの情報をネット越しに預けたり共有したりするためのwebサービス/アプリです。
サービス利用者は、スマートフォンアプリで鍵を撮影し、登録します。アプリは無料で、鍵情報を預けるのも無料。鍵を実際に引き出したり、コピーを作ったりする際に課金されます。
https://itunes.apple.com/app/id663884543?mt=8
KeyMeサービスには、あらかじめ登録しておいた鍵について、そのベースとなる種類と、カットする場所・形のコード的なものが保存されるようです。
アプリから近所の鍵屋を探すこともできて、
地図で案内されます。
店でKeyMeから取り出した鍵の情報を見せれば、それを元に鍵のコピーが買えますよ、と。
サイトに出てくる鍵の形が、どれも古い感じの形の鍵ばかりなんですが、最近日本ではよくみるディンプルキーでもこの仕組みは働くんでしょうかね?
家の鍵の情報を預けるとなると、このサービス事業者の信頼性やアプリの堅牢性は問題となるところですが、彼ら自身の説明によれば、
- 鍵の情報は預かるが、住所を含め錠前がどこにあるかについては一切預からない(訳注: ので、悪用しようがない)
- メールとクレジットカードの両方で本人確認
- 鍵の形は、キーホルダーから外して白紙の上で、両面をKeyMeアプリから直接撮影したデータでのみ預かる。どこかから持ってきた鍵の写真画像を使って他人の鍵を登録できたりはしない
- 鍵データを取り出そうとするたびにメールで確認を求める
といった対策を取る事で、悪用を防ぐということです。
鍵の情報だけあれば現物がなくてもコピーが作れるということで、複製キーの通販サービスなども提供されています。
スマートフォンから注文すると、郵送でコピーが送られてきます。また、色々なデザインキーでこのコピーを作ることもできます。
日本の鍵屋であまりこういうのをみたことがないのですが、いろんな種類の在庫を置かないといけないからやってないだけなんでしょうか。鍵にラベルをつけたりキーホルダーをつけたりするより、鍵自身がそれぞれ違うデザインであれば、見分けがつきやすくて便利そうに思います。
こちらはKeyMeのプロモーションビデオ。自宅からうっかりロックアウトされた男性が、(まあバスローブのポケットにスマートフォンが入ってたのはご愛嬌として、)家族に助けのメッセージを送ったところ、家族は急いで家に戻るのではなくKeyMeを使って彼女の鍵情報を共有した、というストーリーです。
via Losing your keys sucks. KeyMe makes it a little less painful | PandoDaily