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右腕を特殊な義手にして超絶ドラム演奏スキルを得た男性

十代の頃からプロのドラマーに憧れていたジェーソン・バーンズさんは、2年前に不慮の事故で右手を失ったことでその夢を一旦諦めました。自作の簡単なアタッチメントを右手につけて演奏しても、事故以前のような演奏はできませんでした。 […]

十代の頃からプロのドラマーに憧れていたジェーソン・バーンズさんは、2年前に不慮の事故で右手を失ったことでその夢を一旦諦めました。自作の簡単なアタッチメントを右手につけて演奏しても、事故以前のような演奏はできませんでした。

しかし、ジョージアの音楽メディア大学に入学し、さらにジョージア工科大学の支援を受けることで、人と同じか、もしかすると人よりも上手に演奏できるデバイスを手に入れることができたのです。そのデバイスを装着しての演奏がこちらの動画。

cyborg-drummer-1

この義手の一本目のスティックは、筋電図信号を使うことで、上腕の筋肉で動かすことができます。

第二のスティックは自身のモーターを持ち、マイクと加速度計を使ってバーンズさんや周りの他の演奏者(!)のリズムを取得、ジョン・コルトレーンやセロニアス・モンクのような偉大なジャズプレイヤーをモデルとしたアルゴリズムでリズムを刻みます。動画中ではこの第二のスティックが一秒間に20回を超えるビートを刻んでいますね。

バーンズさんは、この特殊義手によって、腕を失った以前よりもすごい演奏ができるようになったというわけです。

via Bionic arm gives cyborg drummer superhuman skills – tech – 06 March 2014 – New Scientist

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