トイレは空いているか? Raspberry Pi でトイレの利用状況をネット表示
"Is the toilet free?"(トイレは空いているか?)という直球なドメインにアクセスすると、"yes"か"no"のどちらかの文字だけが画面に大写しされます。
ソフトウェア企業Made by Manyが社内プロジェクトとして開発したのが、トイレの空き情報をRaspberry Piで監視する Is The Toilet Free 。トイレのドアの開閉を、Raspberry Piをベースとした機器で収集し、その結果を冒頭のwebサイトで公開したり、その他の方法で共有させています。
http://instagram.com/p/eXcSzpEsmZ
データ分析
3週間分のデータをSQLで引いてわかるようになったのは、以下のような項目です。
- トイレが空いているか?
- 総ビジター数
- ビジター間の最短時間
- ビジター間の最長時間
- 平均ビジター間経過時間
- 時間ごとの総ビジター数
- 日ごとの総ビジター数
これらから類推される結果として、以下のようなことも判明しました
- 最も好まれているトイレはどれか
- ピークタイム
- オフピークタイム
- 予測待ち時間
MacOSのメニューバーにトイレの空き状況を表示するツールも、別の社員によって開発されています。
社内の壁には、トイレの空きを緑で、満員を赤で表示するディスプレイも備え付けられました。
Rapsberry Piとウェブカメラを使った別の人のトイレ監視工作もあるようですが、今回のドアの開閉だけをセンスするものに比べると、トイレにカメラというのは利用者を心配させてしまうような気がします。
回路図やソースコード、トイレからのデータ取得ということでプロジェクトのプライバシーポリシー、など制作に必要な情報はGitHub等ですべて公開されているので、同じものを作ったり、自分たちように改造することもできるでしょう。
[追記 2015-06-16] 同様のものがいろいろ出てきています。何センサーで使用中と判定するかや、状態の表示方法などで異なるアイデアが出てますね。