Skypeチャットの履歴を保存する
Skypeといえば、元々のコンセプトであるP2P方式から、中央サーバ型への移行が少しずつ進んでいるみたいですね。
昔はSkypeを始めた頃まで無限にチャットログを遡れたのですが、ある時点からはこちらも制限が掛かり、大昔のチャットログにはアクセスできなくなってしまいました。
さて今回、スカイプのチャットルームの過去の発言からちょっと複雑な検索をしようとして、準備として「全選択→コピー→エディタに貼り付け」しようとしたのですが、どうしても発言一個分しかコピーされてきません。昔はできたと思うので、Windows版クライアントの仕様が変わったんでしょうか。不便です。
クライアントからチャット履歴が取れないとなると、他の方法を使わないといけません。チャットログのファイルはディスク上にあり、sqlite形式のファイルみたいなので、sqliteのDBが開けるツールなら何でも使えば開くことはできます。
汎用のsqliteクライアントでもいいのですが、Skyperiousは、スカイプのチャットログに特化した、過去ログを閲覧・加工するためのツールです。
一対一でチャットした相手や、グループチャットの一覧が出て、選択すると過去ログが表示されます。コピーも自由ですし、ファイルへの書き出しもできます。
緑のiマークを押すと、チャットの統計情報も出してくれます。グループチャットで良く発言している人の発言の数や割合、ファイルの送受信数、良く使われている単語、などが見られます。
GithubにはPythonのソースコードも公開されており、一応ツールのソースを確認することができます。(とはいえ、配布されているバイナリだけに何か入ってても責任取れないので、利用は自己責任でよろしく)
マイクロソフトがSkypeクライアントの機能を削ったのにも彼らなりの理由は何かしらあるのでしょうけど、TwitterやFacebookなどでも自分のデータは書き出せるように(いろいろなユーザーが要望したのが効いて)なっていますし、自分のチャットログは自分のものだ、というのはそんなに不思議な感覚ではないと思うんですよね。できればこういったツールに頼らなくても自由に使えるように、公式クライアントが改善されるといいのですが。
via Ask Ubuntu