ConnectedNES - 高橋名人を越える連射でファミコンにツイッターの新着を表示するプロジェクト
レイチェル・シモーネ・ウェイルさん(Rachel Simone Weil @partytimeHXLNT)が作ったのは、ツイッターの新着をファミコンで表示させるシステム ConnectedNES (NES = Nintendo Entertainment System はファミコンの米国名)。
https://twitter.com/partytimeHXLNT/status/729792813072687104
ファミコン用に自作したツイッタークライアントを使って、特定の条件で検索したツイートをブラウン管テレビに表示させています。
その創意あふれる構成はというと、
- ファミコン
- 小型ボードコンピュータキットParticle Photon で作った「モデム」
- Azure上で動くNode.jsで書かれたサーバ
- ファミコン上の独自ツイッタークライアントを焼いたカスタムROM
3.を使ってツイッターAPIから検索したツイートを、2の「モデム」を使ってファミコンに送り、それを4のカスタムアプリで表示させているということになります。
ここでの肝が「モデム」の部分。ファミコンにデータ入力用のインターフェースなんてあったっけ? キーボードつなげるコネクタ(エキスパンドコネクタというそうです)を頑張って使ったのかな? と思うかもしれませんが、そうではなく、普通のコントローラを使っています。
コントローラーのボタンを押し、離すたびに本体へ信号が送られているので、ボタンのスイッチ部分を改造し、Particle Photon からの信号をカスタムROM内に収めたアプリで受信させることで、ツイートの文字データを送り込ませたようです。
# ものすごい速さで連射をさせてるわけですね。
6502アセンブラでツイッタークライアントを書く前には、スーパーマリオブラザーズのゲーム中にツイッターの新着が画面上部現れる、という「ソーシャルメディア・ブラザーズ」というのも作られています。
https://twitter.com/partytimeHXLNT/status/729856582612176897
プレイ中に画面の上端に文字が表示されているのがわかるでしょうか。この改造は、ルイージを削った場所に突っ込まれたそうです。
GitHub上では、6502アセンブラによるツイッタークライアント(フォント含む)を始め、使われたソースコードが公開されています。
via The Verge