iPhoneでAndroidアプリを使えるようにするケース
ニューヨークの開発会社 Tengiri のCEO ニック・リーさんが作ったのは、iPhone 上でAndroid を扱えるというiPhone ケースです。
ケースに iPhone を入れて、ケースから生えた USB ケーブルを挿します。
iPhone 上のアプリを起動すると、画面には Android 6.0 が。普通に操作することができます。
https://www.youtube.com/watch?v=a1ivaxlbpmw
iPhoneケースの中には、このようなボードが入っていて、
オープンソース版の Android をベースにした Android機となっています。ただ液晶ディスプレイなどの入出力が無い。
iPhone 側のアプリでは、USBコネクタ経由で通信ができるようになっていて、この iPhone アプリが、Android ボードの画面を表示したり、逆にアプリへのタッチなどの入力を Android ボードへ伝えたりしているということ。
決して iPhone 上で Android OS を動かしているわけではなく、リモートアクセスで Android の画面を映しているだけなので、たとえば遠隔のパソコン画面を表示して使えるようなアプリとやっていることは同じなのですが、Android 本体が小さくまとまってケースに入っているところが違うということですね。これなたネットワークにつながらなくても、Android アプリが使えます。
安い Android 機はたくさんあるので、両方使いたいなら2台持てば、という話もあります。この Android ケースみたいなものが商品化されるような需要ははたしてあるのかどうか。ちょっと人を驚かせるにはいいかもしれませんが。
このリーさん、2015年には Apple Watch で Windows 95 を動かしたりもしているので、こういうのが好きなんでしょうねえ。
https://www.youtube.com/watch?v=Nas7hQQHDLs
via The Verge