カテゴリー
ネットのマーケティング

米Sprintがライバル携帯会社のコマーシャルの「顔」を採用

# タイトル変更: 現役のCMタレントを直後に採用したわけではないので、表現を改めました ポール・マルカレリさんは、米国1位の携帯電話会社ベライゾン(Verizon)のCMの顔として、長年「僕の声聴こえる?(Can yo […]

# タイトル変更: 現役のCMタレントを直後に採用したわけではないので、表現を改めました

paul-switched-to-sprint

ポール・マルカレリさんは、米国1位の携帯電話会社ベライゾン(Verizon)のCMの顔として、長年「僕の声聴こえる?(Can you hear me now?)」と言い続けてきた俳優なのですが、今回ユーチューブ上で驚くべき発言をしました。

「これまでずっと、ベライゾンのために『僕の声聴こえるかい?』って言ってきたけど、もう違うんだ。スプリントを使ってる」

僕もこの人の顔には見覚えが有るので調べてみたら、ベライゾンのCMキャラクターはなんと2002年から務めていたのですね。僕がまだサンフランシスコで働いていた時期には街角の巨大ポスターとかに出ていたわけで、14年間9年間やっていた長寿キャラクターということになります。

# 追記: 2011年にVerizonのコマーシャル出演は終了していました。

paul-marcarelli-verizon-google-image-search
(ベライゾンのポール・マルカレリ、でGoogle検索した結果)

YouTube上にも多数ありますが、たとえば2009年のCMにも登場しています。

そんな定着したキャラクターを使わなくなったとしても、何かしら次の仕事の制約をつけないものなんでしょうかねえ。競業他社での仕事をしないように追加の報酬を約束するような手もあったのではと思いますが、Verizonの仕事を止めてから5年経っているので、もしかしたら5年間は競合でやらない、という契約が明けたということなのかもしれません。

なお、動画でSprintへの勧誘をしていますが、今のSprintの売り文句は、「信頼性(カバー率のこと?)が1%、Verizon, AT&T, T-Mobileより低いだけで、料金は半分」というもののようですね。つながりやすさでの勝負ではなく、価格勝負をしているということなんでしょう。

# 競合の社名をはっきり言いきっちゃうところも、日本じゃあまりやらないアメリカっぽさです

こちらの短い動画では、「1%しか違わないって、僕ら(Sprint)が言ってるわけじゃないよ。ニールセン他の調査会社が言ってるんだよ」と語っています。

https://www.youtube.com/watch?v=zMYmqltQj1w

# 「50%安い」には数字のごまかしがある、という他社からの指摘もまたあります。

こちらはポールさんの Sprint への切り替えの瞬間(というCM)。車でやってきたSprint の人がその場でMNP手続きをしてくれるんですね。

https://www.youtube.com/watch?v=mBk-mdAjAF8

ソフトバンクが買った後もさして振るわず、2強2弱の2弱の合体という案も不発、ユーザー数で抜かれた3位の T-Mobile にもジリジリ離されている感があるスプリントですが、このキャラクター強奪は話題になるんではないかと思います。チャレンジャーという雰囲気が出るか、ここまでやらないといけない状況なのかと見られるかはわかりませんが。

参考: ソフトバンク米国苦戦、どのような状況になっているの? | THE PAGE

via Android Central

「米Sprintがライバル携帯会社のコマーシャルの「顔」を採用」への2件の返信

日本の携帯会社も似たようなCMやってたということを聞いたことがある / “米Sprintがライバル携帯会社のコマーシャルの「顔」を採用 | 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ” https://t.co/dunw6sgvZC

コメントは受け付けていません。