iPad のカメラをボタンにするハック
iPad を Mac 用のタッチパッドにするアプリ Astropad が、新しいハックによって iPad にないボタンを増やした、とブログで発表しています。
ホームボタンが廃止されていく中で「アップルのミニマリズムへの追及に備えるため」と、カメラをボタンにする、その名も「カメラボタン」を思いついたということ。
カメラの上に指を置いて隠すと、カメラが隠されたことを持って「押された」ことにする、という仕組みです。
[video width="458" height="474" mp4="https://labs-staging.31tools.com/blog/akky/wp-content/uploads/2017/10/camera-button.mp4"][/video]
Astropad のようなお絵かきアプリでは、ボタンを押すとメニューが出てくるボタン、をどこかに置く必要があります。これを画面内に配置することももちろん可能ですが、画面のどこかにあるということは、描いている絵が一部隠れてしまうということになります。画面にボタンを置かずに、メニューボタンを実現したい(ホームボタンが無くなっても)、ということで考えた末に思いついた、とブログでは述べています。
https://vimeo.com/237934288
ずっとカメラが動いてると電池の減りが早いのではないか? という疑問に対しては、指で隠されたことを検知するコードを頑張って、CPU使用量を1%以下に収めたそうです。
また、プライバシーの問題についても、オンオフに必要なぼんやりした画像のみを取り込むようにし、またカメラから来たデータがiPadの中に保存されたりすることのない構成にしたということ。まあこのへんはアプリ開発者を信じるかどうかになってしまうと思いますが。
カメラボタン機能自体を、設定でオフにすることもできるので、このUIしか使えないというわけではありません。
いろいろ考えるものだなあ。もちろん Apple が望んだ使い方では無いので、AppStore から消されるなどのリスクもあるかもしれないですね。
https://itunes.apple.com/app/id934510730
via The Verge